第20回(2013年)学会賞選考委員会報告
2014年09月07日
【学術賞】
伊藤セツ
『クラーラ・ツェトキーン ―ジェンダー平等と反戦の生涯―』
(御茶の水書房)
【奨励賞】
該当なし
学会賞選考委員会
猪飼周平、禹宗杬(委員長)、清水耕一、宮坂順子、横田伸子
1.選考経過
2013年10月の幹事会で上記5名の選考委員が委嘱された。
今回からは、日本語だけでなく英語による著書も選考の対象とすることになり、学会ホームページとニューズレターを通して自薦・他薦を募ったが、残念ながら対象作は得られなかった。次回からは多数の推薦があることを期待する次第である。一方、通常の日本語著書に関しては、ホームページとニューズレターにおいて呼びかけたところ、1点の他薦を得ることができた。
なお、2013年12月末にワールドプランニングから会員名簿を取り寄せ、大型書店のデータベースを用いて2013年1月から12月までに刊行された会員の著書を検索し、そこから会員暦3年以上会員の単著64冊を選び、そのリストを各委員に送付した。
第1回選考委員会を2014年1月25日、埼玉大学東京ステーションカレッジにて開催した。最初に、学会の表彰規程に照らして選考基準を確認するとともに、教科書類は除外すること、当分共著も除外することなどに合意した。
この合意にしたがい、上記64冊の現物確認のうえ、明らかに一般向けで学術書でないものなど28冊を対象外とし、残りの36冊を1次審査の対象にすることとした。
これら選考対象の著書をそれぞれ2名の委員に担当を割り振り、次回の選考委員会までに各自候補作を選び、それを持ち寄ることとした。
第2回選考委員会を4月5日、埼玉大学東京ステーションカレッジにて開催した。1次審査の対象となった36冊について、担当の2名の審査所見をもとに1冊ずつ審査を行い、学術賞および奨励賞の最終選考に進むことのできる作品として、計6冊を選考した。
そして、これら審査対象の著作に関し、全員が精査のうえ、各自それぞれの著作についてコメントを作成し、次回の学術賞および奨励賞の決定に臨むこととした。
第3回選考委員会を5月10日、埼玉大学東京ステーションカレッジにて開催した。最終選考の対象となった6冊について、1冊ずつ慎重に審査を行い、学術賞および奨励賞の対象について検討した結果、学術賞として上記の1冊を選定し、奨励賞については該当なしの結論を得るにいたった。
2.選考理由
伊藤セツ 『クラーラ・ツェトキーン ―ジェンダー平等と反戦の生涯―』を学術賞として選定した理由は、次のとおりである。
本書は、マルクス主義女性解放論の主唱者の一人であるクラーラ・ツェトキーンの評伝である。
著者によれば、本書の目的は、第一に、クラーラ・ツェトキーンという人物の実像にせまることであり、第二に、「クラーラのかかわった女性運動に関する発言や著作、行動や生き方が、世界のジェンダー平等の運動や現在の日本の『男女共同参画』の実現に連なるもの、寄与するものは何であったかを考察する」ことである。
本書は、貴重な一次資料、すなわち手紙と演説・論考などクラーラ自身が残したもの、および彼女の言動を叙述した議事録や議事などのほか、多くの資料に丹念に当たり、「クラーラ・ツェトキーンという人物の実像」を復元することに成功している。
それは、一つには、クラーラ・ツェトキーンの理論・政策についてである。彼女の理論・政策を階級一元論的なものとして片づける傾向のあるなか、著者は、「性の問題」と「階級・階層の問題」という両側面から女性の具体的要求を把握し、それを運動の政策に結びつけることこそ、女性問題に対するクラーラの理論・政策の特徴であると、捉え直しているのである。復元は、二つには、クラーラ・ツェトキーンの思想形成の全体像についてである。著者は、クラーラの運動家としての側面だけでなく、少女時代から晩年にいたるまで彼女が経験・思索したことを、私的葛藤をも含めて抉り出すことを通して、一人の歴史的人物のリアリティーに迫っているのである。
本書は、「今日の現実に連なるもの、寄与するもの」に関しても、①女性運動に対する社会主義者の男性の態度の問題、②女性解放の土台としての女性の経済的自立の重視の問題、③そのためにこそ必要な女性労働者保護の問題、④女性運動における家庭的なことをどうとらえるかの問題、⑤女性を社会変革的運動に引き入れるための特別な配慮の問題、⑥現代の国際的女性運動とのつながり、とまとめており、頷ける。
こうして本書は、クラーラ・ツェトキーンの思想とその軌跡を仔細に描写しているが、クラーラという人物の実像をこれほどまでの精緻さをもって跡付けた研究は、国内外を通しても見つけがたく、その業績は高く評価しなければならない。なお、本書は、著者の50年にわたるライフワークの成果であり、一つの研究対象に対してこれほど掘り下げ続けられる研究姿勢も大いに見習うべきである。
ただし、後学として一点だけ求めるのであれば、それは、クラーラ・ツェトキーンの今日に対する示唆についてである。
うえで取り上げた六つの事項は、「クラーラがおかれたその時代的場所的背景のなか」の女性運動と、日本の現実の女性運動との間に、ある種の普遍的な問題が横たわっていることとしては理解できる。ただし、クラーラの置かれた背景と日本の現実との間に、著者の強調する、女性運動の「具体的要求」においては、どのような違いがみられるのであろうか。そして、マルクス主義女性解放論は、いまを生きているわれわれに対して、どのような功罪を残しているのであろうか。著者は、謙虚にしてこれらについて多くを語らないが、後学としてはさらなる成果を期待してやまない次第である。
以下、受賞作の選定にはいたらなかったが、学術賞ならびに奨励賞の最終候補となった著作についても若干講評を記すことにする。
まず、学術賞の最終候補となった、大沢真理 『生活保障のガバナンス ―ジェンダーとお金の流れで読み解く―』(有斐閣)についてである。
本書は、国際比較をふまえ、日本の生活保障システムの特徴を抉り出すとともに、そのガバナンスの推移を1980年代以前から今日にいたるまで跡付け、日本の生活保障システムの問題点と課題を明らかにしたものである。
分析の結果、日本の生活保障システムは、諸外国にみられないほど強固な「男性稼ぎ主型」であり、したがって貧困は、夫婦共稼ぎ世帯や有業のひとり親世帯などによく見られ、とくに女性にワーキング・プアが多いことが導きだされた。
日本の生活保障システムは、高い相対的貧困率、低い貧困削減率、高い地域間所得格差をもたらし、むしろ社会的排除の装置となり、逆機能していることが示されたのである。
本書が、エスピン=アンデルセンをはじめとした先行研究の丹念な検討に基づき、政府や企業、家族の目的合理的な介入(ガバニング)のみならず、生活保障を意図しない官民の相互作用をも含めて、それらの効果の総体をみる観点から、「福祉国家」の手段と考えられていないような制度や政策が、福祉国家の機能を代替する側面にも配慮するなど、より広いフレームワークの構築に積極的に取り組んでいることは高く評価できる。
なお、OECDのデータを活用して国際比較を行いつつ、日本のガバナンスの特徴を歴史に沿って丹念に検討し、今後に向けての示唆を引き出していることも、大いに評価しなければならない。
ただし、課題もあるように思われる。その一つは、「財・サービスを生産する4つの関係」をもって、従来のフレームワークに代えようとしていることである。「商品―商品」「商品―非商品」「非商品―商品」「非商品―非商品」という4つの関係自体は理解できるものの、これをもって各国の生活保障システムを類型化するところまではいたっておらず、なお日本の場合も、この4つの関係に即した分析が、今後に向けての示唆とどのように関係するのか、必ずしも明確でないことが惜しまれる。
ほかに、本書の採用する「逆システム学」が、はたして新たな知見を導出する理論枠組みとして機能し得るかや、労働組合について本書でほとんどふれられていないこと、そして、本書が全体として叙述的(descriptive)であって分析的(analytic)でないことも問題提起された。
次に、奨励賞の候補作となった、伊藤大一 『非正規雇用と労働運動 ―若年労働者の主体と抵抗―』(法律文化社)についてである。
本書は、7年にわたる実態調査に基づき、トヨタ自動車の1次サプライヤーJ社の完全子会社であるアイズミテックの請負労働者たちが、労働組合を結成して偽装請負を告発するとともに、ストライキを実施するなどして正社員化を獲得した経緯を明らかにしたものである。
本書が示している、請負労働者の労働過程、正規従業員と請負労働者が混在する労働編成、高技能の請負労働者が中心であるために彼らを正規従業員で代替できなかった特殊事情、請負労働者の労働条件や請負労働者に対する労務管理および偽装請負の実態、請負労働者組合を結成する過程と少数派正社員労働組合の支援、地域労働市場の特徴と請負労働者の社会関係資本および生活・文化などは、それ自体として貴重な学術的貢献であり、興味深い。
なお、「若年労働者の主体について考えてみたい」という著者の意図も共感できるものであり、長い年月をかけて調査を続けたことも高く評価すべきである。
ただし、問題がないわけではない。第一に、事実認識において正しくないところが散見される。たとえば、「この『二重雇用形態』、『請負と雇用の未分離状態』から戦時体制、戦後の高度成長を経て、直接雇用中心の雇用労働者が主流となっていく」(p.24)というところや、25ページ以下のトヨタの「組請負」に関する記述などがそれである。第二に、調査においてより綿密さが求められる。たとえば、アイズミテックが請負という形態を選択した理由や、偽装請負発覚後の契約社員化・正社員化への政策変更について、会社および多数派正社員労組の見解を調査できていないことは、惜しまれるところである。
なお、調査結果をもとに行論する場合、どの一次資料のどの部分を用いたのかが明確でなく、どこまでがインタビューから導き出された結論なのかが判然としないことも問題と言わざるを得ない。今後のさらなる研究成果を期待したい。
最後に、選考過程において感じられたことを少し述べさせていただきたい。今度の選考においても対象となった著作はバラエティーに富み、意欲的な作品も少なからずみられた。ただし、全般的な印象としては、その意欲とは裏腹に、あるいはその意欲のせいで、刊行が急がれているような感じを拭えなかった。もともと研究成果を競い合い、それを世に問うのは、われわれ研究を目指す者たちの本分といえよう。しかし、刊行を急ぐあまり、新たな理論の探求や精緻な実証の追究が多少なりともおろそかになることがあれば、それは慎むべきといわなければならない。少しは余裕を持って、研究と刊行に臨む必要があるように思う次第である。
学会賞選考委員会委員長 禹宗杬
129回大会での大会会場における無線LANの利用について
2014年09月06日
第129回大会では、岡山大学内で岡山県の公衆無線LANを無料で利用できます。詳細は以下のURLの説明をご覧ください。
http://www.citm.okayama-u.ac.jp/citm/service/okayama_mobilespot.html
利用をご希望になる方は、ノートパソコンなど、ご自身の端末を持参してください。なお、学会では、個々の端末における設定など、サポートはできませんので、その点はご了解ください。
以上、どうぞよろしくお願いします。
第129回大会プログラム(PDF)
2014年08月27日
第129回大会プログラムができあがりました。まもなく会員の皆さんのお手元に届くと思います。暫くお待ちください。下記はPDFファイルです。ご活用ください。
第129回大会プログラム 
お断り 1 : こちらのファイルからは、大会報告フルペーパーのダウンロードに必要となるIDとパスワードが書かれたページは削除してあります。IDとパスワードについては冊子体をご利用下さい。
お断り 2 : 大会プログラムの送付と、ニューズレターの送付タイミングが重なることから、9月5日発刊予定のニューズレターから、ニューズレターには大会プログラムを掲載しないことになりました。あしからずご了承ください。
秋季大会の自由論題・テーマ別分科会報告応募を締め切りました
2014年06月24日
学会員のみなさまへ
2014年6月23日(月)をもちまして、129回大会(10月11-12日:岡山大学)の報告応募を締め切らせていただきました。多数の会員からご応募いただきましたことに感謝いたします。
開催校ともども万全の準備で会員の方々の大会参加をお待ちしておりますので、奮ってご参加ください。
なお、大会プログラムのHP掲載ならびに発送は8月下旬を予定しております。
秋季大会企画委員会・委員長 居神 浩
2012-2014年期幹事会からのお知らせ
2014年06月17日
2012-2014年期代表幹事 田中洋子
第128回春季大会総会をもちまして、2012-2014年期の幹事会が終了いたしました。
2012-2014年期幹事会では、以下のような新しい制度づくりや変更に取り組んできました。学会員のみなさまの研究活動に役立ちうる制度の実現を目指してまいりましたので、新しくなった制度を是非ご活用していただけますよう、お願いいたします。
(1) 学会大会でのフルペーパーをオンライン化しました。
大会報告のフルペーパーを会員限定・期間限定でインターネット上にあげ、閲覧・ダウンロードできるようにしました。共通論題については紙媒体、また分科会報告は当日レジュメを用意する形になりました。フルペーパーの大量印刷・運搬の負担を報告者・開催校共に軽減することを目指し、幹事会の議論をへて、大会企画委員会と広報委員会を中心に変更を準備し、2014年春季大会より実施しました。
(2) 学会のホームページをリニューアルしました。
学会のホームページを全面的にリニューアルしました。2010-2012年期幹事会で進められてきたコンテンツ・マネジメント・システムの導入が実現し、ページ更新のしやすい形になっています。
(3) 学会の英文ホームページを充実させました。
日本語ができない海外の研究者に対しても、学会の活動・研究内容がわかるように、英文ホームページを充実させました。学会の紹介だけでなく、大会プログラム・スケジュール、大会報告の要旨、過去の大会共通論題、学会誌論文サマリーなどが英語で読めます。国際交流委員会と広報委員会を中心に、大会企画委員会の協力のもとで作業を進めました。
海外の研究者に学会を紹介したい時に、是非お使いください。
(4) 学会誌掲載論文のオンライン化の手続きを終了しました。
学会誌に掲載された論文をインターネットで見られるようにするための手続きを終えました。
過去の学会誌(啓文社、法律文化社、ミネルヴァ書房、ただし御茶ノ水書房は除く)に掲載された論文で、論文著者の同意を得たものについて、学術情報ナビゲーターCiNiiで検索、閲覧・ダウンロードできるようになります。電子化担当幹事と広報委員会を中心に、国立情報学研究所および各出版社との申し合わせ手続きをすべて完了しました。ただし、国立情報学研究所側の公開作業になお時間がかかる、条件によってダウンロード費用がかかる、ミネルヴァ書房の要望により学会誌掲載後二年間は公開できない、という条件がついています。
今後必要な時にご活用ください。
(5) ヨーロッパ社会政策分析ネットワークとの交流を開始しました。
ヨーロッパ社会政策分析ネットワーク(ESPAnet)、通称エスパネットとの交流を2013年から開始しました。2013年春季大会にバルセロナ自治大学のM・レオン氏を共通論題に招聘し、同年9月のエスパネット大会で代表幹事と国際交流委員長がエスパネット側代表と話し合い、相互の学術交流の継続を約束しました。
エスパネット大会で報告する会員には参加費を全額援助する制度もつくりましたので、ご活用ください。
(6) アメリカ労働雇用関係学会との交流を開始しました。
アメリカ労働雇用関係学会(LERA)、通称レラとも学術交流を開始しました。2013年1月のLERA大会に代表幹事と国際交流委員が参加し、LERA側代表と相互交流を約束しました。2014年春季大会にUCLAのS・ジャコビー氏を共通論題に招聘し、今後もパートナー関係を継続することになっています。
また、エスパネットと合わせて、通訳や翻訳を手伝っていただける会員を募集しています(院生には謝金がでます)。ご協力をお願いいたします。
(7) 韓国社会政策学会とのセッションを専門部会の持ち回り制にしました。
この二年間、韓国社会政策学会との交流協定を更新しつつ、韓国との分科会を国際交流委員会が組織してきましたが、2014年度より、各専門部会が持ち回りでセッションを組織することになりました。どの専門部会が担当になるかは、春季大会企画委員を連絡役として調整することになります。2014年度はジェンダー部会が担当しています。
今後、各専門部会にて、韓国学会との合同分科会をご検討、ご計画ください。
(8) 大会開催校の負担軽減をめざしました。
近年各大学の業務負担が増え、次期の大会開催をなかなか引き受けていただけない、きびしい状況にあります。そこで、大会開催予算を、一部業務委託等を見込んで150万円に増額しました。フルペーパーの保管・移動・廃棄業務についても、オンライン化を通じて軽減しました。会場と運営を複数の大学で分担することも可能です。
今後とも大会の開催にご協力をお願いいたします。
(9) 学会誌の装丁を改訂しました。
第6巻第1号の発行に伴い、学会誌の装丁を改訂することになりました。表紙の写真と学会誌の内容が合わない等の問題に対処するため、ミネルヴァ書房との間で提案や交渉を進めてきました。幹事会にて何度も複数の候補案を検討した結果、大多数の幹事の賛成を得た案に改訂されることになりました。
(10) 学会の英語名称をJapan Association for Social Policy Studiesに変更しました。
学会の英語名称をJapan Association for Social Policy Studies(JASPS)(読み方は「ジャスプス」)に変更することが幹事会から提案され、2014年春季大会総会にて認められました。
グローバル化・国際的学術交流の増加に伴い、従来の学会名称Society for the Study of Social Policy(SSSP)では、日本の学会であることを説明しづらいなどの問題があり、幹事会にて英語名称の変更について繰り返し議論し、また会員のみなさまからも意見を求めてきました。20人近くのネイティブ・チェックを受けて審議した結果、幹事会の最終案としてJapan Association for Social Policy Studies(JASPS)(読み方は「ジャスプス」)を大会総会に提案し、認められました。
今後、海外の研究者に社会政策学会を紹介する時には、こちらの英語名称をお使いください。
以上です。
これらの変更が、少しでもみなさまの研究活動の手助けになることを希望しております。
この二年間のみなさまからの温かいご支援、ご協力に、あらためて心から感謝申し上げます。
代表幹事の交代について
2014年06月17日
このたび、2014-2016年期幹事会の代表幹事として、平岡公一会員が選出されましたことをご報告いたします。2012-2014年期幹事会にたいして、会員の皆様からさまざまな面でご支援、ご協力をいただきましたことに厚くお礼申し上げます。
2012-2014年期代表幹事 田中洋子
このたび、田中洋子前代表幹事の後任として代表幹事に選出されました。これまでと同様に、会員の皆様の幹事会へのご支援・ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
2014-2016年期代表幹事 平岡公一
学会の英語名称が変更されました
2014年06月02日
2014年春季大会総会において、学会の英語名称がJapan Association for Social Policy Studies (JASPS) に変更されました。今後、学会サイトのURL等を順次変更していきます。会員の皆様にはご迷惑をおかけしますが、どうぞよろしくお願いします。
第128回大会 会場にて公衆無線LANにアクセスできるようになりました
2014年05月22日
第128回大会において、大会会場では無線LANアクセスが提供されないとお知らせしてきましたが、中央大学「多摩ITセンター」の協力により、参加者の方々が、公衆無線LANにゲストアカウントでアクセスできることとなりました。
利用をご希望になる方は、ノートパソコンなど、ご自身の端末を持参してください。
5月31日(土)は、共通論題・総会会場の8304教室並びに休憩室の8303教室から、開会時から午後5時までアクセス可能となります。
6月1日(日)は、5号館4階の会員休憩室3室(5401、5402、5405)から、開会時から午後5時までアクセス可能となります。
SSIDなどアクセス方法の詳細については、セキュリティの関係上、会場受付でお知らせします。
ただし、個々の端末におけるIDの設定などのサポートはできませんので、その点はご了解ください。
また、5月31日は、共通論題会場の様子を、8303教室(休憩室)にライブ中継できるよう、準備をしています。
第128回大会 テーマ別分科会・自由論題のフルペーパーを閲覧できます(6月15日まで)
2014年05月21日
** 2014/6/15が過ぎましたのでPDFファイルは削除しました **
共通論題は従来どおり、会場で印刷物が配布されます。
公開は2014年6月15日(日)までです。
第128回大会では会場にて公衆無線LANアクセスにアクセスできることになりました(2014/05/22)。
ユーザー名(ID)とパスワードの使い方など質問への回答はこちらを参照して下さい。
注1.第一報告者の名前の右に記した「 → 報告ファイル 」という文字がファイルへのリンクです。
注2.ファイルは原則として1つにまとめるように指定されています。しかし、128回大会は初めての試みということもあり、ファイルが複数ある場合があります。その場合は「 → 報告ファイル1,報告ファイル2」と順に記しています。すべてダウンロードしてください。
注3.「 → ファイル未達(当日持込) 」とあるのは、企画委員会が指定した期日までに報告ファイルが提出されなかった報告です。当日、報告者により、フルペーパーの印刷物100部が持ち込まれます。
注4.社会政策学会のサイトにつながらないときはミラーサイトからダウンロードしてください。ダウンロードできるファイルは同じです → ミラーサイトへのリンクはこちら(首都大学東京内)
【フルペーパー】第128回大会 第2日 9:30~11:30 テーマ別分科会・自由論題
2014年05月21日
** 2014/6/15が過ぎましたのでPDFファイルは削除しました **
2014年6月1日(日) 9:30~11:30 | 12:50~14:50 | 15:00~17:00 (テーマ別分科会・自由論題)
フルペーパーダウンロードに関する技術的質問はこちらをクリック
<テーマ別分科会・第1> 【5号館5201教室】
日本の産業別組合機能の研究と手法
座 長・コーディネーター:笹島芳雄(明治学院大学)
予定討論者:呉 学殊(労働政策研究・研修機構)
1.企業横断賃金交渉と産業別組合化論
松村文人(名古屋市立大学) → 報告ファイル
2.産業レベル賃金交渉:金属機械と海運の事例
藤井浩明(名古屋産業大学) → 報告ファイル
3.産業レベル賃金交渉:石炭と繊維の事例
木村牧郎(朝日大学) → 報告ファイル
<テーマ別分科会・第2> 【5号館5202教室】
障害者雇用・就労における「合理的配慮」―「合理的配慮」の獲得が困難な人々に対する配慮のあり方について― 〔保健医療福祉部会〕
座 長・コーディネーター:長澤紀美子(高知県立大学)
1.「障害を理由とした差別」および「合理的配慮」をめぐる問題整理と論点抽出
遠山真世(高知県立大学) → 報告ファイル
2.合理的配慮の現実的な実施のための概念理解と運用上の課題
山村りつ(日本大学) → ファイル未達(当日持込)
3.東アジア諸国における社会的雇用の課題と展望―障害者の所得保障を視野に入れて―
磯野 博(静岡福祉医療専門学校) → ファイル未達(当日持込)
<テーマ別分科会・第3> 【5号館5203教室】
教育、保育、公務労働の非正規化とその影響 〔非定型労働部会〕
座 長:伊藤大一(大阪経済大学)
コーディネーター:荻原康一(日本福祉教育専門学校)
1.大学非常勤講師の5年雇止め問題と早稲田ユニオンの活動について
今井 拓(日本大学) → 報告ファイル
2.認可保育施設における非正規保育者に関する実証的研究~職務内容と職員間の連携に焦点をあてて~
小尾晴美(中央大学・院生) → 報告ファイル
3.U市における非正規公務員の組織化
植木 洋(立命館大学) → 報告ファイル1,報告ファイル2 (ファイルを2つダウンロードしてください)
<テーマ別分科会・第4> 【5号館5406教室】
日本の社会福祉の新たな地平 〔雇用・社会保障の連携部会〕
座 長: 石川公彦(明治大学)
コーディネーター:高田一夫(一橋大学名誉教授)
1.日本における地域組織化の政策理念―川崎市の事例に基づいて
鈴木美貴(一橋大学・院生) → ファイル未達(当日持込)
2.今日の婦人保護事業の課題―自己決定原理の確立
堀 千鶴子(城西国際大学) → ファイル未達(当日持込)
<自由論題・第1 子ども・家族> 【5号館5407教室】
座 長:菊池いづみ(日本社会事業大学)
1.母子家庭福祉の政策過程における当事者団体の影響―2000年代の制度改革を事例として―
大倉沙江(筑波大学・院生) → 報告ファイル
2.ドイツにおける新たな家族政策と「多世代ハウスプロジェクト」
上田有里奈(同志社大学・院生) → 報告ファイル
3.子どものウェルビーングの国際比較―ユニセフレポートカード11 日本との比較 特別編集版
竹沢純子(国立社会保障・人口問題研究所) → ファイル未達(当日持込)
<自由論題・第2 労働市場> 【5号館5408教室】
座 長:首藤若菜(立教大学)
1.韓国における自活支援事業と労働市場の現況―看病士育成事業を中心に
友岡有希(梨花女子大学校・院生) → 報告ファイル
2.プロフェッショナルの職業別労働市場はどの程度形成されているのか?~情報処理技術者、研究開発者、医療専門職の技能形成の比較から~
西村 健(京都大学・院生) → 報告ファイル
2014年6月1日(日) 9:30~11:30 | 12:50~14:50 | 15:00~17:00 (テーマ別分科会・自由論題)
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