『社会政策学会年報』 総目次(2)
1960年代(第8集〜15集)


       凡  例
 1) 原則として各号巻頭の目次によって作成した。ただし、第10集以前の巻頭目次には内容細目が付されていないので、第11集以降と形式を統一するため、本文によって細目を追加した。なお標題をつけず単に数字だけで節を区切っているものは、表示を略した。
 2) 和数字の一部は算用数字に改めた。
 3) 人名の表記をふくめ、旧字体は新字体に改めた。

*第 8集
(1960年10月)
*第 9集
(1961年 5月)
*第10集
(1961年12月)
*第11集
(1964年 1月)
*第12集
(1964年11月)
*第13集
(1966年 3月)
*第14集
(1967年 6月)
*第15集
(1968年 4月)
*1950年代
(第1〜7集)
*1970年代
(第16〜23集)
*1980年代
(第24〜33集)
*1990年代
(第34〜42集)
*『社会政策学会論叢』
 総目次
*『社会政策叢書』
 総目次
*『社会政策学会誌』
 総目次
*社会政策学会
 機関誌一覧


第8集 中小企業と労働問題 有斐閣 1960年10月

 中小企業と労働問題

山中篤太郎中小企業と労働問題 1

大河内一男

労使関係における大企業と中小企業

21

小華和洋
寺村武

中小企業労働者の賃金と生活

35
   一 規模別賃金格差 35
  二 賃金格差をもたらすもの 53
  三 合同労組の実態と問題点 54
 

金持伸子
中村俊子

泉州綿スフ織物業の労働者状態

75
   一 泉州機業の概況 75
  二 賃金、労働条件 80
  三 就業状態 99
  四 むすび 112
 

岡部貞雄

歯車工業における近代化の動向

115
   はしがき 115
  第一章 わが国歯車工業の概観 117
  第二章 歯車専門業態における生産構造 121
  第三章 結びにかえて 130
 

江口英一

プラスチックス成型業の構造と労働者

133
   I 課題 133
  II 分析の前提 135
  III 資料の性格 136
  IV 概説と東京都における分布 139
  V 階層的構造とその再生産 148
  VI 労働者の性格と地位 163
 

与田柾

清水焼の労働問題

171
   はしがき 171
  一 岐路に立つ清水焼 171
  二 清水焼が出来るまで 174
  三 労働力構成 185
  四 労働諸条件 191
  五 工芸と産業――労働者の意識 197
  むすび 201
 

 自由論題

栗田健職能別組合の生成と展開――イギリス労働組合史の一研究――205
   序 205
  第一節 職能別組合の形成 206
  第二節 職能別組合の機能 212
  第三節 職能別組合の展開 220
  第四節 イギリス資本主義における職能別組合地位――結びに代えて 227
 

「社会政策
学会史」
小委員会


「社会政策学会」年譜



233



第9集 婦人労働 有斐閣 1961年5月

 婦人労働

藤本武婦人労働者と最低賃金制度1

広田寿子

統計からみたわが国女子雇用の構造

28

田辺照子

婦人労働における出稼ぎ的性格

70
   一 はじめに 70
  二 戦前の婦人労働の特質とその諸論点 71
  三 戦後農村における生産関係の変化と出稼ぎ的性格の変容 85
  四 戦後の問題点と展望 107
 

山本順子

婦人の賃金

110
   まえがき 110
  一 婦人の低賃金、
     男女賃金格差の本質を労働力価値の男女差におく見解について 115
  二 労働力価値の性差を認めることについて 118
  三 男女賃金格差の本質 122
  あとがき 128
 

赤松良子

婦人労働者の保護

130
   まえがき 130
  I 婦人労働者に対する保護の内容 131
  II 何故婦人には保護が必要か 132
  III 婦人に対する保護は如何なる結果をもたらすか 144
  IV 婦人労働者の保護における日本的特質 154
  V 結語 157
 

小林巧

婦人労働と家族制度

161

嶋津千利世

合理化攻勢と女子労働者

187
   一 研究の目的と対象 187
  二 資本主義的合理化と女子労働 188
  三 戦後女子労働運動の特徴 216
 

 自由論題

中条毅西陣賃機労働者の労働生活と社会意識226
   一 賃機労働者と帯地部門 226
  二 その労働生活 228
  三 その社会意識 236
  四 その労働者意識 247
  五 結び 251
  後記 254
 



 

学会記事


257



第10集 労働市場と賃金 有斐閣 1961年12月

 労働市場と賃金

隅谷三喜男労働市場論の回顧と展望1
   一 日本における労働市場論の発想 1
  二 アメリカにおける労働市場研究の成果 6
  三 労働市場の内と外 11
  四 むすび――市場モデルの構成 16
 

竹中恵美子
中村俊子

労働市場と賃金決定

19
   〔1〕労働市場の構造とその運動 19
  一 はしがき 19
  二 労働市場分析の視角 22
  三 各種労働市場の決定基準 25
  四 労働市場の運動法則 28
  〔2〕労働力商品の市場価値=価格について 40
  一 労働力商品と価値法則 40
  二 労働力商品における市場価値の成立 42
  二 労働力商品における市場価格の運動 49
  四 むすび 54
 

井村喜代子
北原勇

わが国工業の構造的特質といわゆる"企業規模別賃金格差"

57
   一 はしがき 57
  二 序説――日本工業の構造的特質 63
  三 本論 68
    第一節 生産諸部門の構造とそのもとでの諸資本間での競争 68
    第二節 労働市場の構造とそのもとでの諸競争 82
    第三節 労働市場における諸競争の制限 102
  四 あとがき 107
 

吉武清彦

1950年以降の西ドイツ労働市場

113
   一 序言 113
  二 労働市場の地域的不均衡の内容 116
  三 婦人雇用の激増 119
  四 住宅建築雇用の増加 124
  五 引揚者及び避難民の雇用 132
  六 結論 135
 

吉村朔夫

石炭産業における独占資本と賃労働

137
   まえがき 137
  第二大戦後の日本炭鉱業の位置 138
  日本資本主義と石炭独占価格の性格 145
  日本炭鉱業の賃労働基礎 153
 

河越重任

港湾労働の雇用実態

163
   はしがき 163
  一 港湾運送事業の性格と現状 164
  二 港湾労働者の雇用状況 168
  三 港湾労働における雇用慣行 174
  四 港湾労働対策の概況 176
  五 港湾労働における不安定就労の克服と港湾労働法――結びに代えて 181
 

平石修

近代経済学の賃金理論――限界生産力説批判――

187
   はしがき 187
  一 限界生産力説の理論的継承性 188
  二 近代経済学における限界生産力説の位置 195
  三 限界生産力説の論理構造 199
  むすび 211
 

 

学会記事

215



あとがき


217



第11集 労働時間と職務給 御茶の水書房 1964年1月

 第一部 労働時間の法則と実態

内海義夫I 労働時間の経済法則3
   一 まえがき 3
  二 なぜ「法則」を問題とするか 4
  三 労働時間法則の内容について 10
  四 賃金法則との関係について 16
  五 時間短縮と利潤率との関係 21
 

服部文男

II 〈コメント〉「労働時間法則論」の問題点

26
   はじめに 26
  一 「法則」のとらえ方への疑問 27
  二 労働時間概念設定の混乱 29
  三 階級闘争における実践的役割 32
 

斉藤一

III オートメーション下の労働負担

34
   一 新鋭火力発電所の労働実態 34
  二 計器監視作業者の神経の使い方と睡眠・食欲 36
  三 計器監視作業者の胃腸自覚症候 39
  四 計器監視作業者の食物摂取後の作業中尿電解質排泄パターン 41
  五 オートメーションと交替制労働 45
 

井上浩

IV 日本繊維産業の労働時間――戦後の実態――

49
   一 はしがき 49
  二 繊維産業の労働時間を何故問題としたか 51
  三 労働時間の実態 52
  四 長労働時間等の残存理由 62
  五 あとがき 69
 

高橋武

V ILO労働時間短縮勧告の経緯

72
   はしがき 72
  一 問題の発端 73
  二 時間短縮の新しい要因 77
  三 時間短縮の問題点の解明 82
  四 勧告の採択に至るまで 85
  五 勧告の内容と意義 90
 

藤本武

VI 日本の労働時間と労働運動

93
   はしがき 93
  一 戦前の労働時間と労働運動 93
  二 戦後の労働時間と労働運動 103
  三 わが国の労働時間構造の特質と労働運動 111
  おわりに 119
 

氏原正治郎

VII 〈コメント〉低賃金構造解明の一視角

121
   一 藤本論文の中心的論点 121
  二 賃労働者と自営業者の労働時間 122
  三 戦後における変化 125
 

 第二部 職務給論の展開

吉村励I 職務給に関する若干の問題129
   はしがき 129
  一 経営者側における職務給にたいする態度の変化 130
  二 最近における労使関係の動向と職務給 135
  三 労働といわゆる「職務」 147
  むすび 159
 

高橋洸

II 〈コメント〉概念規定への若干の疑問

162
   一 この論稿は何を問題としているか 162
  二「年功賃金」とは何か 163
  三「職務」とは何か 167
 

井村喜代子

III 〈コメント〉職務給理論の抽象性

172
   一 吉村論文の特徴と問題点 172
  二 理論研究と現実分析 175
  三 あとがき 180
 

高木督夫

IV 職務給に関する一考察

182
   はじめに 182
  一 職務給と年功賃金 182
  二 職務給化の要因 197
  三 職務給化をめぐる労資の賃金政策 215
 

倉野精三

V 〈コメント〉労働組合の賃金政策に関連して

226
   一 企業内賃金政策について 226
  二 横断賃金について 228
  三 賃金闘争の問題点 231
 

小池和男

VI 〈コメント〉「差別支配」について

233
   一 差別支配の意味 233
  二 吟味―差別支配の三つの側面 237
 

 第三部 労働運動の史的分析

向井喜典I フランス人民戦線と労働組合運動
      ――両派労働総同盟の接近・合同をめぐって――
245
   はじめに 245
  一 大恐慌とファシズム 247
  二 統一戦線と労働組合 256
  三 ツールーズ大会の意義 266
  結論と教訓 281







第12集 経済成長と賃金 御茶の水書房 1964年11月

 第一部「経済成長」と賃金

隅谷三喜男
小林謙一
I いわゆる経済成長と労働問題3
   一 経済成長下の雇用・賃金 3
  二 「完全雇用」化とその要因 7
  三 賃金上昇との影響 11
  四 「経済成長」下の労使関係 18
 

石崎唯雄

II 経済成長と雇用

22
   はしがき 22
  一 経済成長率と雇用増加率 23
  二 経済成長要因と雇用構造 25
  三 経済成長と労働市場 40
 

並木正吉

III 〈コメント〉戦後経済成長と雇用の総説的解明

58
   一 経済成長と雇用増加の関係 58
  二 賃金決定要因の検討 60
  三 労働力流動性と雇用・賃金形態の検討 62
 

山下不二男

IV 経済成長と企業間賃金格差

64
   まえがき 64
  一 戦後の変化とその背景 66
  二 「高度成長」と規模別賃金格差 74
  三 今後の展望と問題点 83
 

氏原正治郎

V 規模別賃金格差の経済学的根拠

91
   一 規模別賃金格差の問題性 91
  二 労働力構成と賃金格差の関連 94
  三 構造変動の賃金法則への影響 96
 

松尾均

VI 経済成長と賃金水準

98
   まえがき 98
  一 競争の変形と修正運動 101
  二 再修正の運動と政策 104
  三 修正・再修正運動と賃金格差 108
 

近松順一

VII 〈コメント〉分析視角上の問題点

114
   一 松尾論文の分析視角と論旨 114
  二 分析視角の疑問 115
  三 「修正・再修正運動」となす理論的問題点 118
  おわりに 121
 

西村豁通

VIII 経済成長と労働組合の賃金政策

123
   一 賃金政策検討の前提 123
  二 総評・全労の賃金政策批判 125
  三 横断賃率要求と統一闘争 130
 

板東慧

IX 経済成長と企業内賃金構造

136
   はじめに 136
  一 年功賃金の原型とその決定法則 137
  二 格差構造の変動要因と変動の類型 142
  三 経済成長下における変動要因 147
  四 経済成長と企業内賃金格差 154
 

高木督夫

X 〈コメント〉「年功賃金」の概念規定について

163
   はじめに 163
  一 高年令賃金「切上げ」論の困難性 163
  二 非合理的前近代性体系論への疑問 167
 

 第二部 イギリス独占形成期における労働組合

徳永重良I イギリス独占形成期の労働組合について173
   はしがき 173
  一 金融資本成立期における労働組合 173
  二 イギリス労働組合の対応 176
  三 労働組合運動と政党 185
 

飯田鼎

II 独占資本主義形成期における労働運動展開の諸条件

189
   はしがき 189
  一 独占段階の到来と労働組合の変貌 190
  二 独占段階における労働組合運動への一視角 204
 

相沢与一

III 19世紀イギリス労働組合と新組合主義

208
   はしがき 208
  一 クラフト・ユニオンの歴史的性格 208
  二 大不況期における労働者状態の変化 213
  三 新組合主義の歴史的性格 218
  四 むすびにかえて 224
 

栗田健

IV 〈コメント〉
イギリス労働組合運動の「特殊性」と「一般性」

229
   一 独占形成の特殊性と労働組合の関係 229
  二 労働貴族論をめぐる混迷 231
  三 内部変化の論理的解明へ 234


 




第13集 社会保障と最低賃金制 御茶の水書房 1966年3月

 

 はしがき

 

 序説 社会保障と最低賃金制

近藤文二I 日本における社会保障と最低賃金制3
   一 最低賃金がおそろしく低い理由 3
  二 最低賃金の目安と地域差 8
  三 年金の給付水準 10
  四 社会保障の最低基準とわが国の最低給付水準 14
  五 老齢者の失対賃金と生活扶助基準額 18
 

高橋武

II 生活扶助・厚生年金・最低賃金制

22
   一 ここでの問題は 22
  二 確立した存在としての生活扶助 24
  三 厚生年金保険の問題点 25
  四 最低賃金制との関連性 35
  五 結び 43
 

氏原正治郎

III 〈コメント〉賃金水準と社会保障との経済学的関係

50
   一 近藤・高橋論文の問題提起 50
  二 労働力構成の変化と今後の問題点 55
 

 第一部 社会保障

与田柾IV 社会保障・社会政策・社会事業61
   はしがき 61
  一 社会政策と社会事業の相違 63
  二 社会政策としての社会保険 69
  三 社会保障制度の歴史的性格 76
 

孝橋正一

V 〈コメント〉社会保障の構造と性格

84
   一 私の主張 84
  二 与田氏の主張と私への批判 87
  三 与田氏の主張と批判に対する私の反批判 89
 

松尾均

VI 社会保障の形態と運動

95
   一 イギリス的福祉国家の実験 95
  二 社会保障の条件と機能 102
  三 社会保障をめぐる新路線 112
 

小川喜一

VII 〈コメント〉イギリス労働党とその社会保障政策

124
   一 戦後イギリスと社会保障 124
  二 社会保障の「後退」について 126
  三 保険主義と無拠出主義 128
  四 社会保障の「後退」と労働者階級 130
 

 第二部 最低賃金制

藤本武VIII 最低賃金制度の国際比較135
   はしがき 135
  一 各国の最低賃金制度の内容比較 136
  二 最低賃金制度の内容を規定するもの 144
 

嶺学

IX アメリカ最低賃金制の諸経験

156
   はじめに 156
  一 連邦最低賃金制 157
  二 州最低賃金制の現状 161
  三 最低賃金の経済的影響 169
 

永山武夫

X 日本の現段階における最低賃金制の問題点

178
   はじめに 178
  一 最低賃金の額とその基準 179
  二 同一労働同一賃金原則と最低賃金制 186
  おわりに 193







第14集 合理化と労働者階級 御茶の水書房 1967年6月

  

はしがき

 第一部 合理化問題の現局面

戸木田嘉久I 現段階における「合理化」の特質――分析の方法論的視角3
   序 3
  一 資本主義的合理化の本質 6
  二 現代「合理化」の一般的特徴 10
  三 わが国の戦後「合理化」とその特質 17
  四 戦後「合理化」における現局面の評価――結びにかえて―― 29
 

中鉢正美

II 〈コメント〉合理化政策の体系化と貧困の形態変化

33
   一 戦後「合理化」政策の体系 33
  二 体制維持政策の諸類型 36
  三 現代福祉国家における貧困 39
 

馬渡淳一郎

III わが国石炭産業における労働災害と合理化

43
   はしがき 43
  一 労働災害とはなにか 44
  二 わが国最近の労働災害 47
  三 石炭産業の労働災害 57
 
下山房雄
IV 〈コメント〉現段階の合理化と労働災害

71
   はしがき 71
  一 労働災害とはなにか 72
  二 わが国最近の労働災害 74
  三 石炭産業の労働災害 77
 

星島一夫

V 賃金統制機構と「合理化」

86
   はじめに 86
  一 賃金統制機構の形成と戦後「合理化」の開始 88
  二 賃金統制機構と「生産性向上」運動 93
  三 賃金統制機構の強化と全面的「合理化」の展開 99
  おわりに 106
 

氏原正治郎

VI 〈コメント〉「賃金決定機構」概念の検討

108
   一 本論文の前提 108
  二 広義の賃金決定機構 109
  三 狭義の賃金決定機構 111
  四 今後の問題点 114
 

前川嘉一
樽美敏彦

VII 合理化政策と資本の労働組合政策

121
   まえがき 121
  一 合理化政策の現段階 123
  二 合理化政策の一環としての労働組合政策 125
  三 現段階の資本の労働組合政策の特徴 131
  四 資本の労働組合政策と組合組織の動揺・分裂の立体的条件 135
  五 企業合併と組合組織の再編成――企業連をめぐって―― 138
 

 第二部 社会政策の諸問題

宮島尚史I 西ドイツにおける労使関係143
   はしがき 143
  一 法制化の原因・過程・現体制 148
  二 政治性・イデオロギー性 153
  三 労働組合と経済委員会 157
  四 総括 165
 

下田平裕身

II 簡易生命保険政策の成立――「社会政策」の形成について

169
   一 講壇の「社会政策」思想と現実の政策形成 169
  二 小額生命保険官営政策の着想 177
  三 政策の基本的な性格形成 187
  四 むすび 193







第15集 戦後労働運動の展開過程 御茶の水書房 1968年4月


 

 はしがき

 

第一部 労働運動の潮流

栗木安延I 戦後段階における日本労働運動の基本的特徴3
   一 軍事的半農奴制的日本資本主義の崩壊と
        戦後労働運動の基本的特徴の形成 6
  二 戦後支配体制確立と労働運動の再編成 19
 

渡部徹

II 〈コメント〉方法論をめぐって
     ――民主主義運動と社会主義運動の関係――

32
   一 「栗木報告」をきいての感想 32
  二 方法論をめぐっての問題提起 42
  三 マルクス・レーニン主義と労働組合運動 44
 

清水慎三

III 運動史のなかの総評

56
   はじめに 56
  一 労働組合運動史の時期区分と総評 56
  二 総評成立期の諸活動 64
  三 民同左派の発展と分化 67
 

笹木弘

IV 産業別組合と労働運動

74
   一 問題提起 74
  二 産業別組合と国家権力 76
  三 産業別資本の論理 81
  四 産業別労働の特殊性 85
  五 結語 89
 

高梨昌

V 〈コメント〉産業別労働組合論に関する一つの論点

93

中林賢二郎

VI 戦後労働組合運動の国際的連帯関係

102
   はじめに 102
  一 世界労連への結集――第一期 103
  二 国際労組戦線の分裂と影響――第二期 106
  三 第三勢力論の時代――第三期 109
  四 二つの国際路線の対立――第四期 112
  五 安保闘争以降――第五期 114
  結び 119
 


第二部 地方労働運動の動向

堂面秋芳I 戦後の兵庫県地方の労働運動――地域性の視点から――123
   問題 123
  一 兵庫県地方における戦後労働運動の発展とその特質 127
  結び――その他の問題を含めて―― 139
 

星島一夫

II 愛媛の労働運動――日本の労働運動との相互連関――

142
   はじめに 142
  一 二・一スト前後の労働運動 144
  二 1954年恐慌下の労働運動 150
  三 愛媛の第一次勤評闘争 157
 

西村豁通

III 〈コメント〉地方労働運動史研究の方法と課題

164


第三部 時期区分

塩田庄兵衛I 戦後労働運動史の時期区分について175
   はじめに 175
  一 時代区分についての諸家の見解 178
  二 産業構造論の視角と運動主体の内面観察 183
  三 階級闘争としての戦後労働運動 190
  むすび 198
 

田沼肇


II 時期区分論の課題


200


*第 9集
(1953年12月)
*第10集
(1955年 6月)
*第11集
(1956年 6月)
*第12集
(1956年10月)
*第13集
(1957年 7月)
*第14集
(1958年10月)
*第15集
(1959年10月)
*1950年代
(第1〜7集)
*1970年代
(第16〜23集)
*1980年代
(第24〜33集)
*1990年代
(第34〜42集)
*『社会政策叢書』
総目次
*社会政策学会機関誌一覧 *ホームページへ *先頭へ