労働史部会

労働史部会

世話人代表:梅崎修(法政大学)
世話人:金子良事(阪南大学)、堀川祐里(新潟国際情報大学)、青木宏之(香川大学)、
    鈴木誠(長野大学)、南雲智映(東海学園大学)

 歴史研究者が集まり、それぞれの研究を報告しながら議論を続けております。歴史研究と書きましたが、現状分析や理論研究の方々も参加されています。自分が対象としている事例を歴史的に展望すると、どのように位置付けられるか、情報交換と活発な議論が行なわれています。また、学会員の研究報告とともに、労働史の関連領域である政治史、民衆史、文化史なども労働史に関わる範囲でゲスト報告が行なわれています。

 2023年度の活動を紹介しますと、学会員の著作として、梅崎修・南雲智映・島西智輝『日本的雇用システムをつくる1945-1995:オーラルヒストリーによる接近』(東京大学出版会)の報告(大原社会問題研究所との共催)、吉田誠氏(立命館大学)による「戦後占領下における先任権奨励政策と労使の対応」の報告、ゲスト報告として、高島正憲著『賃金の日本史ー仕事と暮らしの1500年』(吉川弘文館)が行われました。2024年度は、大会の部会報告も行われます。また、新企画として、労働史ツーリズム(第1回,京都・工房見学・織成館)が行われました。

 なお、労働史部会は、部会立ち上げ当時から、部会ホームページを立ち上げて非学会員との交流を進めてきました。現在、そのホームページはありませんが、現世話人も部会の伝統を引き継ぎ、Facebookグループ(社会政策学会・労働史部会)を使った研究交流を行っております。ぜひ、参加いただければ幸いです。

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