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代表幹事挨拶

ご挨拶が遅れました。2026-2028年期 社会政策学会代表幹事に選出していただきました熊沢 透でございます。

四半世紀以上も前、大学院生として社会政策学会に加入したかけだしの頃も、日本にも世界にも問題は山積していました。けれども、自分が五十代後半になる頃には、世の中はもうちょっとはましなものになっていてほしいとは考えていました。

ところが、社会政策学こそが見つめてきた労働と生活の領域をはじめ、それをとりまく情勢と環境は思わず目を背けたくなるほどの悲痛さを含む苦労に満ちており、そこからもたらされるしんどさはいや増すばかりです。

目を背けてはならない、今こそ社会政策学会の蓄積と営為を拠り所として時代と切り結ぶ覚悟を新たにしなければならない、まさにその時に、学会史上初めて東北地方からの代表幹事としては役者不足の弱卒がその役を担うというのもはなはだ心許なく申し訳なく感じるばかりでございます。

これまでこの学会の代表幹事を務められた方々は、いずれも一城の天守閣のようにそびえる学者の方々でした。私は博士号もなく単著もなく業績も乏しく、天守閣から見ればせいぜいが石垣の石です。しかし、少々気が利く働き者の石ではあると思います。学会の地の塩としていささかでもお役に立てれば幸いです。

なにとぞお引き立てのほどをよろしくお願い申し上げます。

2026-2028期代表幹事
熊沢 透

沿革

1896(明治29)年
社会政策の研究会を創立。毎月1回例会を開催。
1897(明治30)年
会の名称を「社会政策学会」と決定し、社会政策学会が正式に発足。
1899(明治32)年
「社会政策学会趣意書」を発表。
1907(明治40)年
第1回大会を開催。(於東京帝国大学)、討議題目「工場法」(年1回)
1911(明治44)年
第1回地方講演会を開催。(於京都帝国大学法科大学、神戸高等商業学校)
1924(大正13)年
第18回大会を最後に事実上の活動停止。
1950(昭和25)年
戦後、社会政策学会を再建。第1回大会を開催。(於慶応義塾大学・東京大学)
1997(平成9)年
社会政策学会創立100周年。HPを開設。
2020(令和2)年
戦後再建70周年記念誌の発刊。
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