社会政策学会 第26期(2000年〜2002年)幹事会記録


*第1回
2000.5.27
*第2回
2000.5.28
*第3回
2000.7.15
*第4回
2000.9.22
*第5回
2000.10.27
*第6回
2000.10.28
*第7回
2000.10.29
*第8回
2001.1.27
*第9回
2001.3.24
*第10回
2001.5.25
*第11回
2001.5.26
*第12回
2001.5.27
*第13回
2001.7.14
*第14回
2001.9.22
*第15回
2001.10.19
*第16回
2001.10.20
*第17回
2001.10.21
*第20回
2002.5.24
*第21回
2002.5.25
*第27期
幹事会記録

第1年度(2000年5月〜01年4月)

第1回幹事会記録

日 時:2000年5月27日(土)11:40〜11:50
場 所:明治大学駿河台校舎リバティー・タワー11階1118教室
出席者:中川、森、遠藤、森ます美、牧野、玉井、三富、下山、中原、木村、ウ・ジョン・ウォン、斉藤、浪江、早川、関口、岩田、上井
議 題
代表幹事選出の件
 新幹事(24名)の過半数の出席のもとに上井喜彦幹事を代表幹事に選出した。



第2回幹事会記録

日 時:2000年5月28日(日)11:50〜13:00
場 所:明治大学駿河台校舎リバティー・タワー11階1118教室
出席者:伍賀、森建資、森ます美、遠藤、武田、牧野、早川、久本、下山、中原、鷲谷、木村、ウ・ジョン・ウォン、斉藤、浪江、関口、二村(会計監査)、上井

議 題
1.新入会員承認
鈴木忠義 東京都立大学大学院社会科学研究科社会福祉専攻博士課程在学 社会福祉学(公的扶助・低所得者福祉)専攻
北場 勉 日本社会事業大学社会福祉学部助教授 社会保障論・社会保障史専攻
田村 豊 明治大学経営学部非常勤講師 生産システム・労務管理専攻
伊藤千裕 立命館大学大学院社会学研究科在学 社会保障専攻
上記のうち伊藤千裕氏は書類に不備があるので、その訂正を条件に入会を承認することとした。
2.幹事の役割分担
〈選挙幹事〉
関東・甲信越:上井喜彦(代表幹事)、森建資(春季大会企画委員長)、中川清(春季大会企画委員)、関口定一(2000年4月より国際交流小委員および次期ホームページ担当)、牧野富夫(日本経済学会連合評議員)、森ます美(日本経済学会連合評議員)、岩田正美、遠藤公嗣
関西・東海:玉井金五(秋季大会企画委員長)、久本憲夫(秋季大会企画委員)、三富紀敬、伍賀一道
中四国・九州:下山房雄、中原弘二
北海道・東北:野村正實、木村保茂
〈推薦幹事〉
森廣正(学会誌編集委員長)、池田信(学会誌副編集委員長)、ウ・ジョン・ウォン(本部校)、浪江巌(101回大会開催校)、鷲谷徹(102回大会開催校)、斉藤義博(103回大会開催校)、武田昌次(105回大会開催校)、早川征一郎(会員業績リスト事務局)
3.各種委員の確認及び新委員の決定
代表幹事・幹事:承前
会計監査(1999年役員選挙で選出):二村一夫(2002年春の総会まで)
学会誌編集委員(幹事会後に正副編集委員長より確認):
 森廣正(編集委員長)、池田信(副編集委員長)
第1編集委員会 竹内敬子、浪江巌、藤澤健二、森廣正(以上2002年春の総会まで)、 川島美保、富田義典、中山徹、松丸和生(以上2004年春の総会まで)
 第2編集委員会 池田信、坂脇昭吉、鷲谷徹、木村隆之、椎名恒、深澤敦、藤本剛、渡辺満
国際交流小委員(前幹事会決定):関口定一、埋橋孝文(以上2000年4月選出)
学会賞選考委員(本幹事会で決定):
荒又重雄、石田光男(以上2001年春の総会まで)
上田修、松崎義(以上2002年春の総会まで)
 なお1名の欠員は次回幹事会で決定予定
日本経済学会連合評議員(本幹事会で決定):牧野富夫、森ます美
日本経済学会連合英文年報編集委員(本幹事会で決定):小笠原浩一(*この編集委員については第3回幹事会記録を参照のこと)
日本学術会議経済政策研究連絡委員会委員(本幹事会で確認):伊藤セツ(2000年10月まで)
ホームパージ担当:二村一夫(当分の間)

なお「社会政策学会(戦前史)」小委員会については、これまで委員を務めていただいた隅谷三喜男、関口耕一両会員から意見を頂戴した上で、次回幹事会で存廃をふくめそのあり方を検討することとした。
4.非会員の大会参加費について
  前日の総会で学会改革が決定されたが、その際ペンディングとなった非会員の大会参加費を中心に、大会のあり方について意見交換した。この問題については、今後も継続審議することした。
5.第101回大会準備状況
  浪江幹事より第101回大会の準備状況について報告を受けた。
6.その他
@ 第100回大会について
 進行中の100回大会について感想を出し合った。この100回大会の総括については今大会終了後に開催校からの報告も得て、継続して議論していくこととした。
A メーリングリストについて
 幹事会の案内や幹事相互の情報交換のために、幹事会のメーリングリストをつくることとした。担当は関口幹事。



第3回幹事会記録

日 時:2000年7月15日(土)14:00〜17:00
場 所:東京大学経済学部7階第1共同研究室
出席者:池田、岩田、ウ・ジョン・ウォン、遠藤、斎藤、玉井、中川、浪江、久本、森建資、森廣正、鷲谷、二村(会計監査)、上井

議 題
〈報告事項〉
1.100回大会開催校からの報告
  遠藤幹事よりHPにも掲載されている文章(本NL前掲文章)に基づき第100回大会の報告があった。
2.101回大会開催校より準備状況報告
  浪江幹事より大会プログラム案ができたこと、7月末に発送予定との報告を受けた。この報告に対し、発送時期が早すぎるという意見が出され、開催校で再検討いただくこととした。

〈社会政策学会第101回大会プログラム(抜粋)〉
大会日時:2000年10月28日(土)・29日(日)
会  場:立命館大学以学館
共通論題:―「福祉国家」の射程―    20世紀の総括と21世紀への展望
報告者1.福祉国家の理論   宮本太郎(立命館大)
   2.福祉国家の歴史   高田実(九州国際大)
   3.発展途上国の福祉  イト・ペング(関学大)
   4.Workfareと福祉国家 池上岳彦(立教大)
   5.福祉国家の財政   山本隆(岡山県立大)
   6.Genderと福祉国家  大沢真里(東大)

3.学会誌編集委員長からの報告
  森廣正編集委員長より投稿論文募集、および100回大会の総会で決定された学会誌改革に関する具体化の検討計画について報告があった。
〈審議事項〉
1.新入会員承認
尾島 豊 長野県短期大学教養学科選任講師、公的扶助論・高齢者福祉論・ソーシャルワーク論専攻
川口 章 追手門学院大学経済学部教授 労働経済論専攻
守屋貴司 奈良産業大学経営学部教授 労務管理論・社会政策論・労使関係論専攻
2.各種委員未決定分の決定
学会賞選考委員(1名の欠員分):武川正吾(2002年春の総会まで)。氏については任期途中の交代の可能性があることについても幹事会として了承。
大会企画委員会
春季大会企画委員会:森建資(委員長・幹事会推薦)、中川清(少子高齢部会)、市原博(労働史部会)、竹内敬子(ジェンダー部会)、唐鎌直義(社会保障部会)、上掛利博(総合福祉部会)
なお、非定型労働部会からの委員は選考中
秋季大会企画委員会:玉井金五(委員長・幹事会推薦)、町井輝久(北海道部会)、寒川尚周(東北部会)、橋元秀一(関東部会)、竹田昌次(東海部会)、
  久本憲夫(関西部会)、長井偉訓(中四国部会)、
   坂脇昭吉(九州部会)
  なお、議論の結果、委員長の補佐として副委員長をおくこととし、中川清、久本憲夫両幹事をそれぞれ春季大会企画委員会副委員長、秋季大会企画委員会副委員長とした。

「社会政策学会(戦前史)」小委員会:前回幹事会でその存廃が問題になったが、戦前・戦後を通した「社会政策学会史」委員会に発展させ、手付かずになっている戦後史についてヒアリングや資料収集・整理を急ぐべきだという意見が出された。議論の結果、この意見の方向で具体化を検討することとし、新しい委員会が発足するまでは「社会政策学会(戦前史)」小委員会を残し、その委員を隅谷三喜男、関谷耕一両会員に継続してお願いすることに決定した。
* 経済学会連合英文年報編集委員:前回幹事会で小笠原浩一会員に決定したが、今回は社会政策学会から編集委員を出す必要がないようなので、この決定を取り消すこととした。
3.2001年開催第102回大会の企画案
  森建資春季大会企画委員長より企画委員会の活動報告がなされ、あわせて来春開催の第102回大会について以下のような企画案が提案された。
(1)共通論題について
テーマ:社会変動と経済格差(仮題)
報告者:橘木俊詔(非会員:京都大学)
大須眞治(中央大学)
植田博史(大阪市立大学)
橋本健二(静岡大学)
(2)テーマ別分科会(専門部会決定分)
 労働史部会  ホワイトカラーの雇用管理の生成史
 社会保障部会 変貌する地域社会と社会保障の今日的課題
 少子高齢部会 介護保険実施後の問題点と課題

幹事会として事情説明を了承するとともに、企画案について議論した結果、政策転換期にあたって格差をうみだす政策や非集団的な格差をどうあつかうかについて意見が出されたが、共通論題ですべてを議論できないので、これらの問題に接近できるようなテーマ別分科会を設定するよう努力することとし、共通論題については提案された原案を幹事会案として決定した。
4.非会員の大会参加費
 100回大会総会でペンディングとなった非会員の大会参加費について種々議論した結果、結論として会員と同額(学生・院生2000円、一般参加者3000円)とすることとし、今秋開催の第101回大会総会の議に付することに決定した。
5.2001年度以降の大会の持ち方について
 第100回大会の経験を踏まえ、2001年度以降の大会(主として春季大会)の持ち方について議論したところ、以下の点について幹事の見解がほぼ一致した。
@共通論題は1日にまとめること。
A第100回大会は1日目も2日目も参加者が多かったが、1日目が2日目のほぼ2倍で400名以上の参加があった。自由論題とテーマ別分科会の方が多様な関心に応える場となっている。テーマ別分科会、自由論題をもっと持ちやすくし、その数を増やすこと。
B 第100回大会の短いアブストラクト付きのプログラムは実用的であった。作成コストがかさむだけで、実際の報告もそれを離れて行われてきた、従来のような報告要旨集は今後も廃止することが望ましい。

なお、会場毎の参加者リストは実参加とのズレが大きすぎるので、作成する必要がないことを再確認した。その他、専門部会のあり方等についても議論した。
6.その他
いくつか希望が寄せられている団体入会の可否等について議論した。



第4回幹事会記録

日 時:2000年9月22日(金)17:00〜19:15
場 所:東京大学経済学部7階第1共同研究室
出席者:岩田、ウー、関口、玉井、中川、中原、二村、早川、三富、森建資、森廣正、森ます美、鷲谷、上井(以上14名)
議 題
〈報告事項〉
1.102回大会の企画準備
  102回大会の共通論題のテーマと報告者については、春季大会企画委員会の案が第3回幹事会で提案され了承されたが、本幹事会では森建資委員長よりレジュメが配布され、@の共通論題準備の進行状況、Aテーマ別分科会の企画を中心に説明があった。その際、森委員長から@に関連して、共通論題の打ち合わせのために上京する報告者の旅費を支給できないかという問題が提起された。この件について議論した結果、財政危機の折柄、会員の旅費支給を無条件に行うことはできないが、非会員については打ち合わせのための旅費および大会当日の旅費も支給するのが礼儀であることを確認した(予算案の審議を参照のこと)。
 また、Aテーマ別分科会の企画については、幹事会として7つの企画を承認した。
なお、自由論題の募集については101回大会後にニューズレターで行うことを確認した。
2.103回大会の企画準備
  秋季大会企画委員長の玉井幹事より、第3回幹事会後の企画委員会の議論が紹介され、併せて103回大会のテーマについて報告があった。すなわち、具体的なテーマとしては、「グローバリゼーションと社会政策の課題」という案があがってきた。他に「IT革命と労働社会政策」という案も出てきたが、現在、前者を元にグローバリゼーションをキーワードにして検討を進めつつある。10月に開催する企画委員会では、共通論題を1日で行うこと、書評分科会の他に自由論題を行うことについて議論する予定だが、現在のところ異論は出ていない、という。
幹事会は以上の報告を了承した。
3.101回大会開催校からの連絡
  玉井幹事が欠席している浪江幹事からのFAXをもとに、101回大会開催校からの連絡を紹介した。
4.102回大会開催校より
  鷲谷幹事から102回大会開催校の準備状況について報告があり、幹事の中から自由論題は最低5教室確保してほしいという要望が出された。
5.会員名簿の発行準備状況
代表幹事が新しい会員名簿の発行準備状況について、「ワールドプランニングとの間で、新しい学会名簿は101回大会前に会員に郵送することを確認するとともに、その体裁については、他の学会並に記載項目を増やす方向で検討している」と報告した。この報告に対し、名簿が現行のような体裁になっているのはコストを抑えるためだという意見が出され、幹事会としては、名簿の体裁の変更は余りコストアップにならない範囲で行うことを確認した。
また、4名の所在不明者(神谷明、チョ斗変、都築耕世、内藤英二)の扱いについて従来のやり方を再確認した。

〈審議事項〉
1.新入会員承認
次の7名の入会を承認した。
Charles Weathers(チャールズ・ウェザーズ)
大阪市立大学経済学部助教授
木村大成  名古屋大学大学院経済学研究科博士後期課程
倉田剛   法政大学大学院社会科学研究科博士課程
田中重人  大阪大学人間学部助手
長澤紀美子 新潟青陵大学看護福祉心理学部助手
早坂聡久  法政大学現代福祉学部助手
吉田初恵  関西女子短期大学保健科助手
2.101回大会総会議題に関して
(1)2001年度予算案について
  ウー幹事より、当期収入を9,771,000円(繰越金を加えると収入合計10,992,287円)、当期支出を9,880,000円とする2001年度予算案とその編成方針の提案があった。
  審議に先だって、代表幹事が「決算と活動方針が春の総会で決定されることを考えると、前年秋に予算案を独立して審議・決定することには問題がないとはいえないが、会計年度の始まり(4月1日)と春季大会時の総会(5月末)との時間のずれを調整するために昨年度から予算案の審議・決定を秋季大会時に行うことに変更したという経緯を踏まえ、2001年度予算については2000年度予算と同様に秋に行いたい」と提起し、幹事会もこれを了承した。
 ウー幹事の提案に関連して行われた審議は次の通りである。
(イ)原案は収入の過少計上ではないか。例えば、秋季大会は院生の参加が一般会員より少ないので、一般、院生とも100人が参加するものとして計算しては(一般100人*3,000円+院生100人*2,000円=500,000)、参加費を過小に計上することになる。
(ロ)参加費徴収の目的は大会開催を独立採算にする点にあるのではない。従って、徴収した参加費を当該大会の開催校に配分するというのではない。誤解をさけるために、このことを秋の総会でも再度説明すべきだ。
(ハ)打ち合わせ旅費は共通論題の非会員の報告者にしか支給してこなかった。非会員については、これまでも努力してきたように、交通費・弁当代の他、懇親会費も学会が出すべきだ。他方、会員については、財政危機の折柄、自弁でやってもらう必要があるのではないか。
(ニ)選挙関連費は予算ではなく、実績を見て修正すべきだ。前回の選挙では20数万円かかっているので、15万円では業務委託できなくなる。(ホ)テーマ別分科会の非会員の報告者については、旅費を部会活動費から出すこと。
幹事会では、以上の点を踏まえて作成し直した予算案を次回幹事会で審議することとした。
(2)非会員の大会参加費
  非会員の大会参加費については、会員と同額とし、一般3000円、院生・学生2000円とするという前回幹事会の結論を再確認し、これを幹事会提案とすることとした。
(3)学会誌改革の具体化について
  森廣正編集委員長からレジュメに基づき学会誌改革ワーキンググループでの検討状況について説明があり、これを受けて議論した。森報告のうち英語論文掲載の促進について、レフリーを確保する事が困難であることと関連して苦労して掲載を呼びかける意味はあるか、これに対して科学研究費出版助成金を得るために英文の占める比率がある程度必要であり、外国人の会員も増えつつあるから投稿が期待できないわけではない等の意見が出された。
  また、秋の学会誌に自由投稿欄を設置する件について、森委員長から、ワーキンググループでは秋の学会誌に自由論題用のスペースをつくるために書評の一部を春の学会誌に移す必要がある、投稿論文の締め切りを年2回とする必要がある、春・秋両方の投稿論文の審査を行う体制を整える必要がある等、解決しなければならない問題が多いという報告があった。これに対して、幹事の中から、秋の学会誌では大会の報告者、座長、討論者の論文をすべて掲載しているが、たとえば討論者の論文などは省いてもいいのではないか、という意見が出された。
  なお、森委員長から出版社の一本化については検討が進んでいないという報告があったが、これについては幹事からいくつも意見が出された。たとえば、この問題が財政的には一番重要なことだ。従来の担当出版社にとらわれず、学会誌の刊行で経験ある良心的な複数の出版社から見積もりを取るなど、具体化の作業に早く着手してほしい。現行のような本の体裁では価格が高くなるばかりか、科研費の学会誌刊行助成も得られないのではないか、等である。
  幹事会は、編集委員会で検討する際に以上のような意見を考慮してほしい、ということで一致した。
3.日本学術会議経済政策研究連絡委員会委員の推薦
  未決定の日本学術会議経済政策研究連絡委員会の新委員を遠藤公嗣幹事とすることとした。
4.その他
  その他、専門部会の活性化が話題になった。その点に関わって、部会員リストを公開してほしいという意見が出された。また、当初の建前では、専門部会は独自の会則を作り、会費も独自に徴収する、そして、部会の自律的活動を補助するのが学会の役割ということになっていたはずだが、部会は段々と学会の下部機関的なものになってきた。専門部会の自律を促し、研究活動の活性化を図るために、部会のモデル規約でも作ったらどうか、という意見が出された。こうした部会活性化の具体策については、今後の幹事会で継続して議論していくこととした。



第5回幹事会記録

日 時:2000年10月27日(金)14:00〜17:00
場 所:立命館大学修学館2階共同研究室3
出席者:池田、ウー、遠藤、伍賀、木村、関口、竹田、玉井、中川、中原、浪江、早川、三富、森建資、森廣正、森ます美、鷲谷、二村、上井(以上19名)
議 題
〈報告事項〉
1.現勢確認
2000年10月26日現在の現勢
 普通委員852、院生会員82、名誉会員15
なお、現勢確認の際、滞納していた会費を納入したにもかかわらず新しい会員名簿から名前がはずされているという苦情が出てきている、という意見が出された。この件に関しては、代表幹事が調査することとした。
2.日本経済学会連合第2回評議員会報告
 森ます美幹事から、表記の報告を受けた。
〈審議事項〉
1.新入会員承認
  次の2名の入会を承認した。
小松史朗   立命館大学大学院経営学研究科助手
益村真智子  東北学院大学経済学部助教授
2.臨時総会議題
(1)非会員の大会参加費
  この件に関しては、過去2回の幹事会で確認されたように、会員と同額にすることを幹事会提案とすることとした。
(2)2001年度予算案
  ウー幹事から、前回幹事会の議を踏まえて作成し直した2001年度予算案とその作成上の留意点が説明された。これに対して、原案では雑収入が業績リストの販売実績に照らして2000年度予算との比較で9万円減の1万円しか計上されていないが、他の雑収入を考え、2000年度予算と同額にするという修正が加えられた。その他、関連していくつかの問題について審議した。例えば、
(イ)昨年度の実績を見ると、部会活動費の決算が予算の半分程にしか達していない件について、年度始めに各部会に一律に何万円かを渡しきりにしてはどうか、という意見が出された。これについては、かつてそうしていたが活発に活動している部会は活動費が不足し、そうでない部会は予算消化のためにアリバイ的に会合を開くという問題があったし、実費支給が最近ようやく定着した段階だ、という意見が出され、各部会には従来通り実費を申告してもらうこととした。
(ロ)学会賞関係費のうち記念品代は、受賞者が3人以上になると予算案では足りないという問題提起があった。これに関しては、必要な場合は予備費から出すこととした。
(3)102回大会の企画
  春季大会企画委員長の森建資幹事から資料をもとに企画委員会の活動報告と102回大会の企画の説明があった。その際、共通論題のテーマを最終的に「社会変動と経済格差」とすること、および共通論題にコメンテーターを置くこともあり得ることについて、幹事会の判断を求められ、幹事会としてこの点を含め企画案を了承した。
  102回大会の自由論題の募集の締め切りを来年1月10日とすること、2002年春に開催される104回大会の共通論題のテーマを募集することを、総会で披露することについても決定した。なお1月10日の締め切りは早いので、すぐにもホームページとメーリングリストで自由論題(およびテーマ別分科会)を募集することとした*。また、104回大会の開催校を定めるために早急に各方面と折衝に入ることを確認した。
(4)103回大会の企画
  秋季大会企画委員長の玉井幹事から103回大会の共通論題のテーマは「グローバルゼーションと社会政策の課題」に収斂しつつあるとの報告があり、併せて委員の声が紹介された。共通論題は100回大会から1日で行うことになっているが、秋はテーマ別分科会を置かないので、共通論題を1日にすると書評分科会と自由論題だけで1日分を埋めなければならない。これは困難ではないか。共通論題の企画に開催校の意見を入れられないか、等である。
  幹事会では次のような意見が出された。企画委員会が開催校の要望も聞いて企画を決めることには何の問題もない。会員の関心が多様化しているので、2日にわたって共通論題の場に全ての会員を引き寄せようとするのは無理だ。テーマ別分科会も設定し、自由に応募できるようにしてはどうか。自由論題の場をそれに利用してはどうか。
  幹事会は、委員長から秋季大会企画委員会に幹事会の意見を伝えてもらうこと、また要旨集廃止を28日の合同企画委員会でハッキリ決めることも求めることで一致した。
(5)学会誌改革の具体化
森廣正編集委員長から来春刊行の第5号の準備状況と、100回大会の総会で決定された学会誌改革の具体化について報告があった。後者については、@英語論文掲載を促進する件については、すでに投稿論文募集の際に英語論文の投稿を呼びかけた。今後の課題として、専門家に英文チェックを依頼する場合の予算措置が必要になるのではないかという問題がある。A各論文に英文サマリーを添付する件については、来年秋に発行する第6号から実施できるように努める。英文のチェックは、執筆者が知り合いのネイティブに依頼するなど、自己責任でやってもらう。B秋の学会誌にも自由投稿欄を設置する件については、「学会誌の内容の統一を促進する」という方向で検討しているが、もし実行するとなると編集委員会体制の抜本的改革が必要になる。C出版社を一本化する件については、編集委員会は現在意見交換の段階である、との報告であった。
この報告に関連して、代表幹事が、秋の号を担当しているミネルヴァ書房から「もし一本化するために出版社から見積もりを取るのであれば、版の大きさ等、体裁を決めて欲しい」という連絡があった、と報告した。幹事会では出版社の一本化を中心に審議した結果、本の体裁をやめてA4版のジャーナルの体裁にすれば単価を下げられる。否、ジャーナルの体裁だと会員にしか売れないので、むしろ単価を上げなければならなくなる。ジャーナルを維持するためには、学会誌刊行基金を別途集めることを考える必要がある。本、ジャーナルのいずれの単価が安いかは見積もりを取らないとわからない、等の意見が出てきた。
  幹事会としては、ワーキンググループで早急に学会誌の体裁を決め(本、ジャーナルの複数案でも可)、見積もりを取れる準備をしていただくこととし、総会では森編集委員長が状況報告を行うことで合意した。
(6)「社会政策学会(戦前)史」小委員会の改組
  代表幹事が、第3回幹事会で改組の方向性が確認された「社会政策学会(戦前)史」小委員会に関し、28日の臨時総会で「社会政策学会誌」小委員会の設置を提案したいと提起し、幹事会はこれを了承するとともに、その提案内容を審議した。(審議結果は前掲提案内容参照)
(7)102回開催校の挨拶
  102回大会開催校である中央大学の実行委員長は工藤会員である。実行委員長あるいは鷲谷幹事のいずれかが挨拶することを確認した。
(8)議事次第
  議事次第と時間配分を決め、幹事会推薦の議長候補者も決定した。
3.長期滞納者の退会処理について
  幹事会は、2年以上の会費滞納者にワールドプランニングから督促してもらうとともに、幹事が声をかけて会費納入を促すこととした。その結果を待って、3年度以上の会費未納者については会則第9条に照らして退会処理の議に付することとした。
4.名誉会員の推挙に関して
  名誉会員の推挙は一年分をまとめて来春102回大会で行うこととし、名誉会員の候補者リストをもとに次回以降の幹事会で審議することとした。
5.名誉会員の処遇に関して
(1)名誉幹事の処遇について以下の点を確認するとともに、その内容を名誉会員の方にアナウンスすることとした。会則第10条の規定に従い、希望があれば学会誌は会員価格でおわけする。しかし、大会に関してはご招待するという立場から、大会参加費と懇親会費は頂戴しない。
(2)今春名誉会員になられた小川政亮、佐野稔、島崎晴哉、戸木田嘉久、内藤則邦、星島一夫の各氏は今年度の会費を納入されている。その処理に関し、寄付金とさせていただくようお願いすることとした。
6.その他
  大会後の幹事会は2001年1月27日(土)午後2〜5時に開催することとした。



第6回幹事会記録

日 時:2000年10月28日(土)12:00〜13:00
場 所:立命館大学以学館2階23教室
出席者:ウー、遠藤、木村、斎藤、下山、関口、中川、中原、早川、牧野、三富、森ます美、二村、上井(以上14名)
議 題
〈審議事項〉
1.新入会員承認
次の者の入会を承認した。
橋本好市 PL学園女子短期大学幼児教育学科専任講師
2.部会の活性化について
  部会の状況を出し合った結果、労働史部会・総合福祉部会以外は大会企画を除いて休眠している専門部会が多いこと、これに対して地域部会はいずれも10〜25名規模で定例的に研究会がもたれていることが判明した。専門部会の活性化が重要課題であることを確認して、翌日の幹事会でも審議することととした。



第7回幹事会記録

日 時:2000年10月29日(日)12:00〜13:00
場 所:立命館大学以学館2階23教室
出席者:木村、斎藤、下山、関口、中川、中原、浪江、早川、牧野、三富、森建資、森ます美、鷲谷、二村、上井(以上15名)
議 題
〈報告事項〉
代表幹事が、10月28日の第1回学会賞選考委員会で石田光男会員が委員長に選ばれ、併せて選考スケジュールが確認されたと報告した。
〈審議事項〉
1.新入会員承認
  次の2名の入会を承認した。
丹波史紀  日本福祉大学大学院社会福祉学研究科博士後期課程
高井葉子  城西国際大学経営情報学部講師
2.部会活動の活性化
  前日に引き続き審議した結果、次のような意見が出た。大会企画という点から見ると、会員の専門分野別構成と専門部会とはズレがあるので、専門部会の代表をもって春季大会企画委員会を構成している点を見直す必要がある。労働史部会以外にも、伝統的に多数の会員が専門分野としてきた労働関係の専門部会が必要だ。専門部会の活性化のために実働部隊による世話人体制を確立することがポイントである。休眠しているいくつかの専門部会に対して、幹事会として体制の再編成を勧告すべきだ。何年にもわたって企画を出せないような専門部会は自動的に消滅するというような基準を作ってはどうか。部会の考え方に幅があるので、モデル規約をつくってはどうか。
  以上の意見を踏まえ、次回以降の幹事会でも審議することとした。



第8回幹事会記録

日 時:2001年1月27日(土)14:00〜16:15
場 所:東京大学経済学部棟2階第5共同研究室
出 席:ウー、遠藤、斎藤、関口、玉井、中川、三富、森建資、森廣正、森ます美、鷲谷、上井(12名)
議 題:(当日は大雪のために早めに終了し、予定されていた議題のうちいくつかは次回幹事会送りとした。)
〈報告事項〉
経済政策研連関係
遠藤幹事(経済政策研連委員)より2000年12月22日に開催された委員会および加盟学会代表者を加えて同時に開催された懇談会に関し、次のような報告があった。
  2000年春の18期学術会議会員選挙の結果主流派となった実利派学会の意を受けて、熊田委員長が2000年12月1日の第1回研連会議で科研費審査部門の細目から経済事情を排除し、政策理論と政策シミュレーションの二つに変更したいと提案した。この提案は実利派学会に利益誘導できるように変えようとするものである。しかし、社会政策学会はじめいくつかの学会選出の委員が反対したため、12月22日の第2回会議で熊田委員長は前提案を若干修正し、細目を政策理論、政策評価、経済事情の三つとする案を提起するとともに、併せて所属学会代表者を集めた懇談会を同時に開催して了承を求めようとした。しかし、これについても第2回会議では非主流派委員の意見が通り、二つに絞らざるをえない場合は政策理論・評価と経済事情の二つとすることに決定した。こうした事態を受け、会議直後の懇談会では熊田委員長の意味不明の演説が延々と続き、遠方から自腹を切って懇談会に参加した学会代表者の不満が爆発することとなった。
  なお、この懇談会については参加していた代表幹事が、送付されてきた2001年1月13日付けの「日本学術会議第18期経済政策研究連絡会議懇談会参加者各位」と題する熊田委員長名の総括文書について、この文書は懇談会における議論を曖昧にし、確認事項(所属学会の名簿を配布すること、改めて必要文書を配布した上で懇談会を開催すること)を反古にしようとしていると追加報告した。
  以上の報告を踏まえ、社会政策学会として批判文を熊田委員長宛に送付することとした。

〈審議事項〉
1.新入会員承認
  7名の入会を承認した(後掲)。
2.学会誌改革の進捗について
  森廣正幹事(学会誌編集委員長)より、学会誌第5号に関する編集作業の進行状況報告と、@投稿規程の一部改正案、A紙面の統一、B出版社の一本化について提案があった。幹事会としては、学会誌改革は100回大会の総会で決定したことであるので早期に実行できるよう努力していただきたい旨要望して、提案を了承した。
3.春季大会企画
  森建資幹事(春季大会企画委員長)より、企画委員会の報告があり、併せて@申し込みに基づく、102回大会のテーマ別分科会と自由論題の企画案、Aスケジュール案、B共通論題の企画趣意書(案)、C春季企画委員会規程案の提案があった。幹事会としては一部修正して提案通りに決定した。
  なお、テーマ別分科会が11になったことから、学会誌に従来通り各テーマ別分科会から論文1編を掲載することはスペース的に困難になるという問題が生じてきた。この点について審議した結果、全てのテーマ別分科会から論文を拾う必要がないこと、編集委員会がどのテーマ別分科会からどの報告を取り上げるかを選ぶことに決定した。
  また、プログラムに刷り込む報告要旨について、共通論題・テーマ別分科会のそれは企画委員長が、自由論題のそれは学会本部が早急に催促すること、また当日にはフルペーパーあるいはフルペーパーに近いレジュメを報告者の責任で必要部数を準備するよう要求することも決定した。
4.第103回大会企画
  玉井幹事(秋季大会企画委員長)から第103回大会に関し、これまでの経過報告と今後の課題、および共通論題の企画趣旨(案)の提案があった。審議の結果、報告及び提案を了承した。
5.第104回大会開催校について
  代表幹事から、第104回大会の開催について日本女子大学の高木郁郎会員と交渉してきた結果、受諾の返答があったので、日本女子大学で開催したい旨提案があり、幹事会として決定した。
6.その他
@関口幹事からメーリングリストが100名に達した旨、報告があった。
A次回幹事会を3月24日(土)に開催することとした。



第9回幹事会記録

日 時:2001年3月24日(土)14:00〜17:00
場 所:東京大学経済学部棟7階第1共同研究室
出 席:岩田、ウー、遠藤、斎藤、関口、玉井、中川、三富、二村、久本、森建資、森廣正、森ます美、鷲谷、上井(15名)
議 題
1.新入会員承認
  7名の入会を承認した(後掲。ただし、うち1名の申込者は、幹事会後に推薦者が非会員であることが判明したので、代表幹事が本人と相談し、入会申込書を再提出してもらうこととした)。
2.102回大会準備について
@企画関係
  森建資幹事(春季大会企画委員長)より春季大会企画委員会の活動経過報告があり、あわせて次の提案があった。未定であった共通論題の座長を中川清会員および木本喜美子会員としたいこと、前回幹事会の際に漏らしていた久田俊夫会員の報告を自由論題に加えたいこと、このことに伴って自由論題の組み合わせを変更せざるを得ないこと、未定である自由論題の座長の決定は企画委員会に一任して欲しいこと。幹事会はこの提案を了承した。
A開催校
  開催実行委員会の鷲谷幹事より、使用会場タイムテーブル、昼食、当面のスケジュールについて提案があり、幹事会としては、参加費を徴収することをプログラムに刷り込むこと等、いくつかの注文を付けて了承した。
  なお今回はテーマ別分科会が11になったことに関連して、学会誌に掲載する報告を拾う作業に幹事会として編集委員会の協力することを再確認した。また、共通論題、テーマ別分科会、自由論題の全てについて、今後、参加者数と内容について記録を残すこととし、102回大会に関しては開催校が簡単なフォームをつくり、分科会については編集委員あるいは幹事に、自由論題は座長に、共通論題は企画委員に記入を依頼することとした。
3.103回大会準備について
  玉井幹事(秋季大会企画委員長)から第103回大会に関し経過報告があり、あわせて次のような提案があった。
イ)共通論題の「グローバリゼーションと社会政策の課題」というテーマに関するこれまでの研究・調査の実績、国際学術交流をはじめとする国際経験の豊かさの2点を判断基準とし、報告者候補者として中村健吾、夏目啓二、水野宏祐、井口泰の4氏を選んだこと。この中には従来のように開催校からの報告者が含まれていないが、それは適任者を選んだ結果であること。幹事会はこれを了承した。
 ロ)座長・コメンテーターを3月中に決定する。報告者は偶然にも全員関西の男性研究者であるので、関西以外から女性研究者を捜したいこと。幹事会は本提案を了承した。
 ハ)秋季大会の進め方が103回大会から変わり、テーマ別分科会も設定できることになったが、募集した結果、EU・アメリカ−ホームレス研究会からあがってきた「欧米3国(あるいは4国)のホームレス問題とその対応策」という企画だけである。個人報告(自由論題)とあわせてテーマ別分科会の企画をニューズレターで呼び掛ける。その募集締め切りを6月10日とし、7月の幹事会で企画を決定したいこと。幹事会としてこの提案を了承したが、幹事の中からテーマ別分科会は複数年度にわたって関連テーマを設定してはどうかという意見が出され、幹事会はそういうこともあり得ることを確認した。
 ニ)秋季大会企画委員会規程については、秋季大会企画委員会規程で確認した文案を102回大会時の幹事会に諮りたいこと。幹事会はこれを了承した。
4.学会誌改革―出版社一本化の具体化
  森廣正幹事(学会誌編集委員長)が、3月17日に代表幹事を交えて開かれた学会誌改革WGの検討結果に基づき、懸案の出版社一本化について、数社に見積もりを依頼し、@学会との信頼関係、A市販本を販売する際の学会への相応の還元金、B科研費刊行助成の申請に積極的に取り組む出版社という点から判断して速やかに決定したいとして、出版社との交渉事項と2002年3月発行の第7号から1社体制に移すためのスケジュールが提案された。審議した結果、幹事会としてこれを了承するとともに今後の出版社との交渉を制服編集委員長と代表幹事に一任することとした。
  ただし、学会誌の今後のあり方に関し重要な課題が残されていることも同時に確認された。それは、学会誌を従来通りにタイトル化した市販本スタイルにするのか、それともアカデミック・ジャーナルのスタイルにするかという点である。学会誌の国際基準や、この間進められてきた学会誌改革の方向(テーマ別分科会・自由論題の充実、自由投稿の重視)からすると、共通論題のテーマをタイトル化した市販本スタイルは学会誌の内容と齟齬してくる、今後進むべき方向はアカデミック・ジャーナルである、という意見が多数の幹事から表明された。しかし、現在の学会誌のスタイルはそれなりの歴史もあること、アカデミック・ジャーナル・スタイルの学会誌を刊行するには編集委員会体制の抜本的な転換・強化が必要であり、現段階ではそれは困難であることという点から判断し、幹事会としては、今回まず出奔社の一本化を実現し、そのうえで次段階の改革としてアカデミック・ジャーナル・スタイルへの転換問題を検討することとした。
5.専門部会の活性化
  継続審議事項となっていた専門部会の活性化について、代表幹事が102回大会1日目昼休みに設定されている各専門部会に次の4点について議論することを要請し、その議論を活性化に結びつけたいとの提案があった。4点とは、@活動を担いうる執行体制の確立(場合によっては代表者の交代を含む)、A1年間の活動計画、B名簿を作成すること(含:メーリングリストの作成)、C次期幹事選挙の際に部会活動の中心人物を幹事候補に推薦すること。
  幹事会はこの提案を了承したが、その際、次のような意見が出た。中心的に活動する人が3人位いないと部会は活性化しない。学会活動の基盤は地方部会・専門部会だ、部会の中心人物が幹事に選ばれてくるようでなければ本物ではない。前回の幹事選挙では推薦が少なかった、今度は各部会から推薦があがってくるようにする必要あり。学会員には労使関係・労働問題研究者が多いのに、その部会がないのは異常なので、新しく部会を発足させる必要がある。数人の呼び掛け人が出てくるようにすればよい。
  なお、この件に関連して関口幹事から、メーリングリストの現状が報告された。それによると、幹事会の登録人数21人、会員の登録100人、ジェンダー部会の登録35人、労働史研究者の登録66人である。
6.次期幹事選挙の選挙管理委員の選出について
  第102回大会後に始まる次期幹事選挙の選挙管理委員の選出について、代表幹事から次のような提案があった。現幹事のうち次期の被選挙権を失う幹事が7名(遠藤、伍賀、木村、玉井、中原、上井)いるので、その中から地方ブロックからの各1名を選ぶこと、その他に選挙実務を担いうる選挙管理員候補として幹事になりそうにない若手会員から補充することとし、その若手候補者を部会と相談してを揃えること、代表幹事が以上の調整を行った上で次回幹事会に候補者を提案する。幹事会はこれを了承した。
7.岩田正美幹事の留学に伴う幹事交替の件
  岩田幹事が今年9月より留学することに伴う幹事交替について、岩田幹事には8月一杯幹事を勤めていただくこと、9月以降の幹事は2人の次点者のなかから抽選で選ぶこととし、代表幹事が抽選の任に当たることを決定した。
8.名誉会員の推挙
  名簿をもとに名誉会員の推挙について審議し、何人かの候補者があがってきた。しかし、各候補者の経歴・推挙理由を明確にする必要があるの で、候補者をよく知っている会員に経歴ないし推薦理由を書いてもらい、次回幹事会でその書類をもとにして代表幹事があらためて推薦し、決定す ることとした。なお、名誉幹事は退会者でもよく、また学会活動あるいは社会政策学の発展に寄与したことが推挙理由になることを幹事会として再確 認した。



第10回幹事会記録

日 時:2001年5月25日(金)14:00〜17:00
場 所:中央大学多摩キャンパス2号館経済学部第1共同研究室
出席者:池田、岩田、ウー、遠藤、木村、斎藤、関口、竹田、玉井、中原、早川、三富、森建資、森廣正、森ます美、鷲谷、上井(計17名)。石田光男学会賞選考委員長(関係報告時のみ)

議 題
1.新入会員の承認
  22名の新入会員を承認した(後掲)。
2.現勢報告
  2001年5月24日現在の現勢は正会員922名(院生83名・転居先不明3名を含む)、名誉会員20名、計943名。この数字について、代表幹事が、昨年5月26日の現勢は935名だから微増にすぎないように見えるが、一昨年12月に長期滞納者の整理を決め、昨年大量の退会者を出したにもかかわらず、その分を上回って新入会員を迎えた結果として評価すべきである、と報告した。
3.総会議事次第決定
  代表幹事の提案に基づき、幹事会として早川幹事を議長に推薦する事、および議事次第を決定した。
4.秋季大会企画委員会規程
  玉井秋季大会企画委員長より、第8回幹事会で了承された春季企画委員会規程(案)に体裁をあわせた秋季大会企画委員会規程(案)の提案があった。幹事会は字句修正を行ったうえで了承。しかし、企画委員会の規程案は総会に提案しなければならないが、今回の総会では時間的に困難なので、103回大会の臨時総会に提案すること、事前にニューズレターで規程案を掲載することを確認した。
なお、現在、企画委員会の名称が春季企画委員会、秋季大会企画委員会と異なっているので、どう統一するかが問題となり、審議の結果、幹事会としては「大会」を入れる方が妥当との判断で一致した。
そのほか、玉井委員中から第103回大会の準備状況と今後の秋季大会の開催校の予定(105回大会は中京大学、107回大会以降は未定)について報告があった。
5.春季企画委員会関係
  森建資春季企画委員長から、2000年度活動報告として102回大会関係と春季企画委員会規程(案)の作成、および産業労働部会(仮称)の立ち上げに協力したことが紹介され、併せて来春開催される第104回大会の共通論題のテーマとして、「雇用関係の変貌:雇用形態の多様化と時間管理の後退」(仮題)としたいとの提案があった。審議の結果、年金のポータビリティーを研究している人の報告を加えて欲しい等の意見が出されたが、テーマについては提案を了承した。
6.経済政策研連関係
  遠藤経済政策研連委員からメモをもとに、第8回幹事会での紹介(ニューズレターNo.3掲載)以降の、研連の動向について詳細な報告があった。それによると、経済政策研連では科学研究費審査員候補者推薦手続きに関し、今年は従来のルールを適用すると確認したにもかかわらず、熊田委員長が5月2日付けで今後は委員長職権で選ぶとする文書を送りつけてきた。そして、5月16日付け文書で伝えたようにやらせてもらうと宣言してきた、と。また遠藤報告に関連して、森ます美幹事から5月14日の日本経済学会連合評議会での河野第3部会長の発言について紹介があった。
幹事会は、この問題は翌日も継続審議することとした。
7.決算報告
  決算報告書をもとにウー幹事が報告した(前掲参照)。この報告を幹事会として了承。
8.学会誌出版社の一本化について
  森廣正編集委員長が、見積もり依頼書と6社の見積一覧を回覧した上で、学会にとって格段に有利な条件を出した法律文化社に絞った旨報告した。幹事会はこれを了承。
9.テーマ別分科会への幹事の配置について
  第9回幹事会の確認に基づいて、森廣正編集委員長の提起でテーマ別分科会への第1編集委員および幹事の配置が決定された。なお、今大会より幹事会で各会場の報告を記録として遺すことになったが、その書式は開催校が作ること、報告内容については共通論題は企画委員に、テーマ別分科会と自由論題は座長に書いていただくこととした。
10.第7回(2000年度)学会賞選考委員会経過報告
  石田光男学会賞選考委員長に出席いただき、選考経過と結果を報告いただいた(前掲)。なお、次期選考委員会については、継続委員に予定されている上田、武川両氏と交渉すること、新委員には学術賞を受賞した中川清氏、および交渉の結果了承いただいた木本喜美子会員になっていただき、もう1名を秋季大会までに決定することを確認した。
11.選挙管理委員の委嘱
  社会政策学会の次期(2002〜2004年期)役員(幹事および会計監査)選挙を実施するため、「役員選挙に関する規定」第3条に基づき、選挙管理委員を次の4名に委嘱することとした(敬称略)。北海道・東北ブロック:佐藤眞、関東・甲信越ブロック:遠藤公嗣、関西・東海ブロック   三富紀敬、九州・中国四国ブロック:中原弘二。なお、秋季大会前日の開票作業には多数の要員が必要だが、その手配方は斎藤幹事にお願いすることになった。
12.2001年度活動方針
  代表幹事が2001年度活動方針案(前掲)を提起し、これを総会に提案する幹事会案とすることとした。
13,その他
  今大会から参加費を徴収することになったが、名誉会員は参加費も懇親会費をいただかないこと、また非会員の報告者については、参加費は徴収しないが、懇親会費は参加する人には負担していただくことを確認した。



第11回幹事会記録

日 時:2001年5月26日(土)12:00〜13:20
場 所:中央大学多摩キャンパス1号館1410教室
出席者:ウー、遠藤、伍賀、木村、斎藤、下山、関口、中原、早川、三富、森ます美、上井、伊藤会計監査(計13名)。池田、竹田、玉井、中川、浪江、久本、森建資、森廣正の各幹事は同時開催された編集委員会、企画委員会に参加(計8名)。
議題:
1.新入会員の承認
  2名の新入会員を承認した(後掲)
2.経済政策研連関係(前日からの継続)
  本幹事会では過去の経過に詳しい幹事からも説明を受けた。それによると、社会政策学会は学術会議の会員選出方法をめぐって長らく経済政策学会と対立してきたが、それでも経済政策学会の植草氏は全ての登録学会の名簿を配布していたし、科研費の審査委員から社会政策学会を排除することはなかった。また、17期までは研連委員の名簿は議論して決めていた。そういう運営の仕方が今期変えられてしまった。
  また、幹事の中から次のような意見が出された。従来のルールも問題がなかったとはいえない。大学会中心主義だ。社会政策学会はその恩恵を受けてきたが、小さい学会も尊重すべきである。会員数比例で何年かに1回は科研費の審査委員が回ってくるというようにすべきだ。社会政策学会としてはフェアなシステムを主張すべきだ、等である。
  今後の対策については、以上の議論を踏まえ、翌日の第12回幹事会で継続審議することとした。



第12回幹事会記録

日 時:2001年5月27日(日)12:00〜13:00
場 所:中央大学多摩キャンパス1号館1410教室
出席者:ウー、遠藤、伍賀、木村、斎藤、下山、関口、竹田、玉井、中原、早川、久本、三富、森ます美、上井、伊藤会計監査(計16名)。池田、中川、浪江、森建資、森廣正の各幹事は同時開催された共通論題打ち合わせ、編集委員会に参加(計5名)

議 題
1.新入会員の承認
  5名の新入会員を承認した(後掲)
2.長期滞納者の会費督促
  滞納者リストをもとに、一人一人について納入の促進方について審議し、幹事から声をかけるとともに、最近入会した会員で納入状況の悪い人については推薦者から納入督促を行っていただよう代表幹事が手配することとし、夏休み明けまでに納入されない場合は、規程に従って処理することとした。
3.経済政策研連関係(前日からの継続)
  前回に引き続き、科研費審査委員の選出にかかわる経済政策研連委員長の暴挙について審議した結果、今後の対応について次のようにすることで幹事会は合意した。
イ)幹事会として抗議文を研連委員長宛に送付すること、その文書を研連の各学会代表者宛にも送ることとし、文案作成は遠藤委員と代表幹事に一任することとした。
ロ)科研費の採択結果は9月に印刷物で出るので、いくつかの他学会に倣って、社会政策学会員の科研費取得状況をホームページに掲載することとした。来年以降も継続して行えば、学会員の取得状況がどう変化するかがわかるはずである。
ハ)経済政策研連関係の情報を遠藤委員にメールで集中することとした。
4.その他
@2002年度予算案について
  幹事の中から、大会参加費に加え学会誌の還元金も見込まれるから、2002年度予算案を秋季大会の総会で提案する際には、旅費の支給についてルールを作って有効に支出できるようにすべきとの意見が出された。幹事会としては今後、予算案作成に合わせて審議することとした。
A今大会の参加状況について
  関口幹事から今大会の参加が420名を越えるとの中間報告があり、あわせていくつかの問題が提起された。一つは、参加数の予想がつかないため会場設定が困難であること、報告者が用意したレジュメ数が少なく、開催校はマスプリに追われていること等である。この問題については、開催校の負担を少なくできるよう、次回以降の幹事会で議論することとした。
B労働運動史研究会の財産引継の申し出について
  二村会員より休眠中の労働運動史研究会の財産を社会政策学会に引き受けて欲しいとの申し出があったことが、関口幹事から紹介された。この点に関しては詳しい情報を二村会員からえた上で、改めて議論することとした。
C第13回幹事会
  次回幹事会を7月14日に開催することを決定した。なお、次回幹事会以降は、来春の第104回大会開催校である日本女子大学からも代表者にオブザーバーとして参加いただくこととした。



第13回幹事会記録

日 時:2001年7月14日(金)14:00〜17:00
場 所:中央大学後楽園キャンパス理工学部6号館1826号室
出席者:ウー、遠藤、伍賀、斎藤、下山、関口、玉井、中川、中原、早川、三富、森建資、森廣正、鷲谷、上井(計15名)。オブザーバー参加:高木郁郎(104回大会開催校)。

議 題
〈報告事項〉
1.現勢報告
  会員数969名:〈内訳〉普通会員848名(行方不明2名を含む)、院生会員99名(行方不明1名を含む)、名誉会員22名
2.岩田幹事の留学に伴う幹事補充の件
  岩田幹事が9月に留学されることに伴い、会則第13条の規定によって前回の役員投票における関東・甲信越ブロックの次点者から補充しなければならないが、塩田咲子会員と高橋祐吉会員という二人の次点者のうち、高橋会員が幹事になったとの報告が代表幹事からあった。
3.第102回大会開催校からの報告
  鷲谷幹事から標記の報告があり(ニューズレターNo.4に掲載)、多くの幹事から感想・意見が出された。なお、102回大会でも各会場でレジュメが足りなくなるという事態が出たので、審議した結果、今後は大会開催前に開催校宛にレジュメを一定部数送ることを報告者に求めることとした。
4.役員選挙関係
  選挙管理委員長の中原幹事から「選挙管理委員会からのお知らせ」がニューズレターNo.4に掲載された際に脱漏が出たので、会員宛に追加のハガキを発送することにしたとの報告があった。
5.学会誌関係
  編集委員長の森廣正幹事から編集委員会体制をどうするか等、学会誌一本化に付随して早急に解決しなければならない問題があるとの報告があった。幹事会で若干意見交換し、編集委員会で原案を考えていただくこととした。なお、法律文化社との契約については、幹事会としては、正副編集委員長と代表幹事に一任することとした。
6.経済政策研連関係
  研連委員の遠藤幹事から、科研費審査委員推薦方法をめぐる経済政策研連のその後の動向について報告があった。それよると、我々が予想しなかった事態として研連執行部から規程案が出され、研連委員会で決定された。また、その規定は社会政策学会にとっては不利であるが、弱小学会の利益を配慮したものに見える、というのが内容である。
  幹事会は、今後は規定の適用に私利が持ちこまれたり、科研費の採用にあたって社会政策学会員が不当に差別されることがないよう、監視することが重要になってくるという認識で一致した。
〈審議事項〉
1.新入会員の承認
  6名の新入会員を承認した(後掲)
2.第103回大会関係
  玉井秋季大会企画委員長から、103回大会の企画のうち残っている自由論題に関し、応募状況の説明があり、併せて時間配分、個別報告のグルーピング、個別報告の座長について提案があった。幹事会はこれを了承した。
3.第104回大会関係
森建資春季大会企画委員長より、来春開催される104回大会の共通論題に関し、論題を「雇用関係の変貌:雇用形態の多様化と時間管理の交替」(仮題)とするほか、提案趣旨、報告候補者について提案があった。この提案に関し、各幹事は提案趣旨には同意したが、論題と報告候補者については意見が出され、幹事会としては企画委員会に一層詰めていただくこととした。
またテーマ別分科会に関して、全体として公募時期を早めるとともに、専門部会以外の分科会については企画委員会がリードする企画も考えるという方針の提起があり、幹事会はこれを了承した。



第14回幹事会記録

日時:2001年9月22日(金)14:00〜17:00
場所:東京大学経済学部7階第1共同研究室
出席者:池田、ウー、遠藤、斎藤、関口、玉井、中原、早川、森建資、森廣正、牧野、伊藤会計監査、上井(計13名)
議題:
1.現勢報告
 前回幹事会時の現勢=969名、前回幹事会で承認した新入会員=6名、前回幹事会以降の退会者=1〜2名で、計973ないし974名
2.新入会員の承認
6名の新入会員を承認した(後掲)
3.選挙関係
 中原選挙管理委員長から役員選挙について、10月19日の開票作業を開催校に手伝ってもらえるかという問題提起があった。これを受けて斎藤幹事から、東北部会と開催校が手伝うという回答があった。
また、今回推薦が少なかった理由として、幹事会出席のための交通費の自己負担が関係しているという意見が幹事の中から出てきた。この点について議論した結果、収入の大幅増が見込まれる2003年度を見据え、むしろ学会活動全体の課題として「旅費規程」を考えることで合意した。
4.法律文化社との契約
  代表幹事から8月30日付けで法律文化社と契約を取り交わしたとの報告があった。
5.2001年度学会賞選考委員の決定
  代表幹事から、未定になっていた1人を含め以下の5名を2001年度学会賞選考委員としたいとの提案があり、幹事会は提案通りに決定した。上田修、武川正吾、木本喜美子、中川清、三富紀敬。
6.経済政策研連関係
  遠藤幹事が、経済政策研連執行部から科研費審査委員推薦規程適用の今後数年間にわたるシュミレーション集計結果が配布されたこと、それから推測すると社会政策学会からの審査委員推薦は格段に減少するだろうとの報告があった。
7.103回大会準備
  玉井秋季大会企画委員長および開催校事の斎藤幹事から、103回大会の準備状況の報告があった。
8.104回大会企画
  森建資春季大会企画委員長から、前回幹事会での議論をを踏まえ、104回大会の共通論題の論題を「雇用関係の変貌:雇用形態の多様化と時間管理の変化」としたいとの提案があり、併せて座長候補者と報告候補者が示された。幹事会はこの提案を了承した。
9.103回大会臨時総会議題関係
1)2002年度予算(案)
  ウー幹事から2002年度予算(案)とその作成上の留意点について説明があり、幹事会で審議した結果、一部修正してこれを幹事会案とすることとした。(本ニューズレター掲載)
2)企画委員会規程
 春季大会企画委員会規程(案)、秋季大会企画委員会規程(案)については、これまで幹事会で確認された規程案(本ニューズレター掲載)を提案することとした。ただし、両規程(案)とも第4条にある「幹事会は、学会員を企画委員に委嘱することが出来る。」という規定に関し、春季については4名、秋季については2名を上限とすること、またいずれも「委員長の申し出により幹事会が委嘱すること」を運用ルールとすることを確認した。
3)編集委員会の体制整備・規程改正関係
 代表幹事から、今後の編集委員会の問題としては体制強化があるが、臨時総会で「学会誌編集委員会規程」第1条にある編集委員の人数規定を「計16人」から「計20人」に改正したうえで、編集委員会体制再編を編集委員会で検討していただくことにしてはどうか、という問題提起があった。審議の結果、編集委員会で検討していただくこととした。
10.「社会政策学会史」小委員会について
  懸案の「社会政策学会史」小委員会の設置について、代表幹事から、委員を募集して委員会を構成することとし、その委員会が作成した研究計画にもとづいて幹事会が予算措置を含む方針案を来春の104回大会に提案できるようにしたいとの提案があり、幹事会はこれを了承した。



第15回幹事会記録

日 時:2001年10月19日(金)17:00〜20:00
場 所:東北学院大学土樋キャンパス8号館第1会議室
出席者:池田、禹、遠藤、木村、関口、玉井、中原、早川、久本、三富、森建資、森廣正、森ます美、鷲谷、上井(計14名)。オブザーバー参加:堀越栄子(104回大会開催校)

議 題
1.現勢報告
  普通会員856名(行方不明3名を含む)、院生会員103名(行方不明1名を含む)、名誉会員 23名、計982名(行方不明4名を含む)
2.長期滞納者について
  代表幹事から、5年度分滞納者(1997〜2001年度)5人、4年度分滞納者7人について、再度督促しても2001年12月末まで納入しなかった場合は、会則第9条(「会員で3年度分以上の会費を滞納したものに対しては、幹事会の議決により退会したものとみなすことができる」)を適用し、退会扱いとしたいとの提案があり、承認された。
3.選挙管理委員会報告
  中原選挙管理委員長から次期役員選挙の開票結果の報告があった。その際、氏は幹事に関し、関西・東海・北陸ブロックの第4位の同票獲得者の扱い(前掲報告参照)とともに岩田正美会員について以下の説明があった。すなわち、岩田正美会員は9月から留学されるという理由で幹事を交替したばかりであるが、選挙の結果、関東・甲信越ブロック(定数8名)で第3位となった。2002年9月に帰国予定と聞いており、選挙管理委員会としては、空白が3ヶ月間ほどですむので、そのまま当選者とした。
4.学会賞選考委員変更の件
  代表幹事から、2001年度学会賞選考委員5名のうち木本喜美子会員から不測の事態により辞退したいとの申し出があったとの報告があり、木本会員の事情の説明に加えて、何人にも相談して候補者を捜した結果、結論として前代表幹事の伊藤セツ会計監査としたいとの提案があった。幹事会はこの説明と提案を了承し、翌日開催される第1回委員会で委員長を選出していただくこととした。
5.臨時総会関係
  臨時総会では議事次第とともに、総会の審議決定事項である幹事会提案の内容および報告事項の内容について以下のように審議・決定した。
@ 議長候補:幹事会として木村保茂幹事を推薦することとした。
A 次期役員選挙結果報告:中原選挙管理委員長が報告。
B 2002年度予算案:禹会計担当幹事から、前回幹事会で決定した予算案(ニューズレターNo.5掲載)を一部修正して提案したいとの提起があった。修正点とは《支出の部》の「名簿関連費」についてであり、会員の増加に伴う名簿発送費の増加を見落としていたので、その分を増額し、他方、その増額分だけ名簿作成費を減額し、総額は変更しないというものである。幹事会はこの案を幹事会提案とすることした。
C 企画委員会規程:代表幹事から、ニューズレターNo.5に掲載した春季大会、秋季大会の両企画委員会規程案について、両企画委員長と相談した結果、その第5条にある「検討し幹事会に提案する事項」から「3 学会の活動」を削除した案を幹事会提案としたいとの提起があった。大会企画委員会が学会の全活動の提案権を掌握しているような印象を与えるからである。幹事会はこの点を了承した。
 なお、幹事の中から部会選出の委員について任期の定めがないことについて疑問が出された。この点については、両企画委員長から、特定の人が企画委員を継続せざるを得ない部会もあるので任期を定めないこととしたと説明があり、今回は原案通り総会に提案することとした。なお、総会では玉井秋季大会企画委員長がこの点を簡単に説明することとした。
D 学会誌編集委員会規程第1条(定員)の改正:すでに公表された案を幹事会提案とすることを再確認し、森廣正編集委員長が合同編集委員会の審議内容を踏まえて提案理由を説明することとした。
E 学会賞選考委員会報告:代表幹事が前記のような委員交替の件を説明した後、新委員長に第1回選考委員会の結果を報告いただくこととした。
F 「社会政策学会史」小委員会の設置に関して:代表幹事から、臨時総会では、2002年1月末締め切りで委員を募集したうえで3月までに小委員会を発足させ、そこで活動方針の原案を作成していただき、5月の104回大会総会で幹事会として2002年度活動方針に盛り込むことにするという報告を行いたいとの提案があり、幹事会は了承した。
G 業績リストの抜き刷り廃止について:代表幹事から、業績リストの抜き刷りはコストをかけて印刷しても年間5部程度しか販売できないので廃止することとしたいとの提案があり了承された。併せて、高田代表幹事時代に総会で学会誌改革を決定した経緯に照らし、代替措置について報告する必要があるとの提案があり、了承された。
H 経済政策研連報告:遠藤委員が科研費審査委員候補者の選出方法について、簡単に報告することとした。
I 104回大会企画について:森建資春季大会企画委員長から共通論題のテーマを紹介するとともに、テーマ別分科会、自由論題の募集について訴えたいとの提案があった。幹事会はこれを了承するとともに、テーマ別分科会、自由論題の募集については審議の結果、2002年1月18日消印有効で締め切ることとした。
J 次期大会(104回)開催校挨拶について:次期開催校である日本女子大の堀越栄子会員から、開催校を代表して高木郁朗会員が挨拶すると紹介されたが、開催に関わっていくつか問題提起があった。それは、(イ)場所(日本女子大学目白キャンパス)と日程(2002年5月25日(土)〜26日(日))は決まったが、土曜日午前は授業の関係で多くの部屋を確保できなくなったことである。この件については、審議の結果、初めての試みではあるが1日目を共通論題に、2日目をテーマ別分科会と自由論題にあてることとした。(ロ)参加費・懇親会費を事前に振り込みで受け付けたいという提案である。この点については種々議論の結果、2002年1月開催予定の第18回幹事会までに開催校と代表幹事、ワールドプランニングで詰めることとした。
 以上を踏まえ、臨時総会では代表幹事が(イ)をまず説明し、その上で高木会員からご挨拶いただくこととした。なお、104回大会開催予定と報告受付は成るべく早くホームページとニューズレターに掲載することとした。
6.学会年会費自動引き落としの件
  代表幹事から、学会年会費について自動引き落としの導入の提案がワールドプランニングから寄せられたとの報告があった。その理由は、何年も会費納入の督促状を見ないうちに長期滞納者となり退会になった会員があり、苦情も出ているので、そういう事態を避けるためとのことである。審議した結果、幹事会としては、技術的問題を含めワールドプランニングと詰めた上で可否を決め、この方式を採用する場合は104回大会総会に提案することとした。
6.新入会員の承認
  4名の新入会員を承認した(後掲)
7.その他
  第18回幹事会を2002年1月26日(土)に開催することとした。



第16回幹事会記録

日 時:2001年10月20日(土)12:00〜13:00
場 所:東北学院大学土樋キャンパス8号館第2演習室
出席者:禹、遠藤、伍賀、木村、下山、中原、早川、森ます美、上井(計9名)。オブザーバー参加:高木郁朗(104回大会開催校)

議 題
1.経済政策研連報告
  経済政策研連における科研費審査委員候補者の選出方法について遠藤委員が報告し、選出方法の変更によって今後社会政策学会員の科研費の採択が不利になることが予想され、またこうした事態になったのは学術会員選挙の結果であると述べた。幹事から、社会政策学会員の科研費採択状況をモニタリングしていくことが必要だ等、種々意見が出され、次回幹事会でも議論することとした。
2.新入会員の承認
  1名の新入会員を承認した(後掲)



第17回幹事会記録

日 時:2001年10月21日(日)12:00〜13:00
場 所:東北学院大学土樋キャンパス8号館第2演習室
出席者:遠藤、伍賀、木村、下山、中原、早川、森ます美、上井(計8名)。

議 題
1.経済政策研連報告
  前回に継続して議論したが、社会政策学会が年来の課題としてきた学術会議の会員選挙のあり方が根にあるだけに容易に解決策が出るわけでもなく、今後も継続して審議することとした。
2.新入会員の承認
  3名の新入会員を承認した(後掲)



第20回幹事会記録

日 時:2002年5月24日(金)14:00〜17:00
場 所:日本女子大学目白キャンパス百年館504会議室
出席者:池田、禹、遠藤、玉井、中川、中原、浪江、早川、久本、森建資、森廣正、鷲谷、上井(13名)。次期幹事のオブザーバー参加:熊沢、猿田、松丸(3名)、計16名

議 題
1.新入会員の承認
  15名の新入会員を承認した(後掲)。
2.現勢報告
  代表幹事が3年間にわたる春季大会直前の現勢を示して、2000〜2002年期幹事会期間中に会員が69名純増したと報告した。
2002年5月23日現在、正会員971名(院生115名、転居先不明11名を含む)、名誉会員22名、計993名。
3.総会議事次第
  代表幹事の提案に基づき、幹事会として鷲谷幹事を議長に推薦する事、および議事次第を決定した。
4.2001年度活動報告
  代表幹事から総会に報告する2001年度活動報告の説明があり、幹事会は了承した。
5.決算報告
  禹会計担当幹事から2001年度決算報告が、伊藤会計監査から監査報告があった。幹事会はこれを了承し、そのまま総会で報告いただくこととした。なお、代表幹事から、この数年間は秋季大会の臨時総会で次年度予算を、当該年春季大会総会で活動方針を決定してきた。それは4月から春季大会までの予算の空白を埋めるための措置で、根拠のないものではなかったが、問題もあるので、次期幹事会で再検討していただくよう引き継ぎたいとの意向表明があった。
6.2002年度活動方針
  代表幹事から総会に提案する2002年度活動方針の説明があった。幹事会では、そのうち若手会員に各種委員会活動への参加を求めることの重要性と大会参加費のディスカウント額について意見交換があり、原案通りに提案することに決定した。
7.次期学会誌編集委員会の体制
  森廣正編集委員長からNewsletter No.7に編集委員会の活動報告を掲載したとの報告があった。また現編集委員会として次期幹事会に推薦する次期編集員候補者の報告があり、幹事会として了承した。森編集委員長は、つぎに編集委員会の組織強化に関して、昨秋の第103回大会総会で編集委員会組織強化策として、各委員会2名、計4名を増員し、総計20名体制になることが決定されたが、編集委員の交替が半舷上陸であることを考慮し、次期はそれぞれ1名の委員の増員とし、総計18名で構成することとしたいと報告した。
8.春季大会企画委員会、秋季大会企画委員会関係
  森春季大会企画委員長、玉井秋季大会企画委員長より、次期企画委員会委員候補者が紹介され、幹事会として了承した。
  玉井秋季大会企画委員長から、本年10月19日(土)、20日(日)に中京大学で開催される第105回大会における共通論題の企画について、テーマを最終的に「現在日本の失業」とすることとし、コーディネーター:伍賀一道会員、座長:石田光男会員・大森真紀会員、報告:伍賀一道会員(基調報告)、玄田有史(非会員。「若年層の失業問題」)、久本憲夫会員(「職業能力開発問題」)、大木一訓会員(「政策対応」)にしたいとの提案があった。幹事会は了承した。
また、玉井秋季大会企画委員長から、活動報告(2000年5月〜2002年5月)の文章が提示され、これを次号のNLに掲載したいとの報告があった。関連して、森建資春季大会企画委員長から、春季大会企画委員会としては翌日からの104回大会の結果を踏まえて活動報告を行いたいとの意向表明があった。
9.今後の大会開催校
  2003年度以降の開催校について、以下を確認した。
2003年 春:一橋大学       秋:下関市立大学
2004年   法政大学(検討中)    大阪市立大学
2005年   専修大学(内諾)     未定
2006年   立教大学(内諾)     未定
10.第8回(2001年度)学会賞選考委員会経過報告
  中川清学会賞選考委員長から選考経過と結果を報告いただいた(別掲)。

第21回幹事会記録

日 時:2002年5月25日(土)12:35〜13:00
場 所:日本女子大学目白キャンパス百年館504会議室
出 席:池田、禹、伍賀、斎藤、関口、下山、浪江、鷲谷、伊藤会計監査、上井(10名)。次期幹事のオブザーバー参加:大沢、熊沢(2名)、計12名
議 題
1.新入会員の承認
  2名の新入会員を承認した(後掲)。
2.名誉会員の推挙
 代表幹事から総会で山嵜義三郎、鷲谷善教、小沢辰男、細迫朝夫、三好宏一の5氏を名誉会員に推挙したいとの提案があり、幹事会は了承した。(敬称略)









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