『社会政策学会年報』第33集 学会記事
一 大会関係
◇第七六回大会(國學院大学担当、一九八八年五月二一日、二二日開催)
【共通論題】「『産業空洞化』と雇用問題」
I 産業空洞化の日米比較 一橋大学 依光正哲
II アメリカヘの産業移転と雇用 独協大学 桑原靖夫
III 産業空洞化と中小企業雇用問題 京都学園大学 水野 武
IV ソフト産業の海外生産と雇用―アジアを中心として― 法政大学 佐藤博樹
V 産業空洞化と地域労働市場―主として北海道を事例として― 北海道大学 木村保茂
【共通論題総括討論】
座長 一橋大学 津田眞徴
【分科会】
【第一分科会】「戦時の労使関係」
座長 法政大学 大原社会問題研究所 二村一夫
一、産業報国会の成立とその歴史的諸前提 一橋大学 西成田 豊
二、戦時動員体制と日本労使関係の特質―産報分析を手がかりとして― 東京大学 佐口和郎
【第二分科会】「制度改革下の社会福祉」
座長 新潟大学 横山和彦
一、「社会福祉制度改革」と老後生活―特に福祉サービスの公的扶助からの「脱皮」をめぐって― 東京都立大学 岩田正美
二、社会福祉政策の動向と現状―八〇年代の日本と西独― 大阪府立大学 庄谷怜子
【第三分科会】「自由論題(1)」
一、保険の進化と社会保険 慶応義塾大学 庭田範秋
二、人口高齢化と高齢化社会問題 日本福祉大学 板寄俊雄
【第四分科会】「自由論題(2)」
一、ゲッツ・ブリーフスの労働組合論 尾道短期大学 大西康雄
二、戦後フランスにおける石炭産業の「国有化」と労働運動 法政大学大原社会問題研究所 佐伯哲朗
【第五分科会】「自由論題(3)」
一、一九世紀後半におけるイギリス労災補償法政策の展開―一八八〇年雇主責任法を中心として― 法政大学大学院 小出信夫
二、西ドイツの雇用調整―鉄鋼業の場合― 京都大学大学院 久本憲夫
三、造船産業の不況構造と地域不況対策の課題― 下関造船産業の実態調査をもとに―下関市立大学 堀内隆治 下関市立大学 山本興治
第七七回大会(関西部会主催、立命館大学担当、一九八八年一〇月二二日、二三日開催)
【共通論題】「転換期に立つ労働運動」
I 合衆国における労働組合運動後退の要因分析とその歴史的洞察 関西大学 小林英夫
II 英国労働組合運動の転換局面と諸問題―TUC一二〇回大会を中心として― 法政大学 早川征一郎
III イタリア労働組合運動の転換―CGIL一一回大会の意味するもの― 群馬大学 斎藤隆夫
IV 南アフリカにおけるアパルトヘイト体制の危機と労働運動 福島大学 伊部正之
V 東南アジアの工業化と労働問題―輸出加工区を中心に― 駒沢大学 小林英夫
VI 転換期における韓国の労働運動 大韓民国 成均館大学校 卓 煕俊
VII 労働組合の[転開」―日本の場合― 日本女子大学 高木郁朗
VIII 転換点にたつ労働運動の諸問題 立命館大学 戸木田嘉久
【総括討論】
座長 塩田庄兵衛 前川嘉一
主討論者 慶応義塾大学 黒川俊雄 恵泉女子学園大学 塩沢美代子 新潟大学 井上雅雄 北海道教育大学 三好宏一
(大阪市立大学 竹中恵美子記)
二 部会関係
◇北海道部会
日時 一九八八年一〇月五日(水)午後二時二〇分〜
場所 北海学園大学
出席者 七名
【報告】
テーマ English Ideas about Development in O-2 years Old Children Peter J. Ely(ケント大学カンタベリー校)
(北海道大学 荒又重雄記)
◇東北部会
今年度は、部会を開くに至らなかった。
(岩手大学 河越重任記)
◇関東部会
社会政策学会関東部会は、諸般の事情により、年度内開催ができなくなり、一九八九年四月に、一九八八年度分として開催することとなった。
(青山学院大学 石畑良太郎記)
◇関西部会
第五一回関西部会
日時 一九八八年一二月三日(土)午前一〇時三〇分〜午後四時三〇分
場所 大阪市立大学文化交流センター講義室
出席者 二一名
【報告】
一、一九七〇年代韓国の労使関係―工場セマウル運動を中心に― 大阪市立大学 李 義圭
二、戦前中小企業の労働運動と労働政策―川口鋳物業労働運動を事例にして― 関西学院大学 池田 信
三、日露戦争下の大阪砲兵廠における労働実態 龍谷大学 大前 真
【総会】
一、 関西部会運営委員の一部交替について
(大阪市立大学 竹中恵美子記)
◇中国・四国部会
日時 一九八八年八月二六日(金)
場所 広島大学法学部会議室
出席者 八名
【報告】
一、戦間期フランス社会政策の転換点―一九三六年六月の諸改革の位置― 大阪経済法科大学 向井喜典
二、労働経済論の方法について 広島大学 森岡敬史
(広島大学 湯淺良之助記)
◇九州部会
第四七回研究会
日時 一九八八年九月一〇日(土)午後一時〜五時
場所 九州産業大学図書館一階会議室
出席者 一四名
【報告】
一、現代社会政策論の新たな展開―社会政策叢書第一一集「変貌する産業社会と社会政策学」(一九八七年)を素材に― 佐賀大学 中原弘二
二、戦間期北九州地方の労働運動をふりかえって―民衆の性格について― 北九州大学 古賀良一
第四八回研究会
日時 一九八九年二月四日(土)午後一時〜五時
場所 熊本商科大学研究棟五階中会議室
出席者 一二名
【報告】
一、医療・保健事業の日英比較―コミュニティケアを中心に― 久留米大学 渡辺 満
二、地方労働市場の動向―地域開発との関連で― 鹿児島経済大学 豊田謙二
(熊本商科大学 井上吉男記)
三 分科会関係
◇労働組合分科会
日時 一九八九年四月八日(土)午後一時〜五時
場所 東京大学社会科学研究所会議室
【報告】
戦時期の中国労働問題―労働科学研究所の調査を中心として― 藤本 武
(東京大学 山本潔記)
◇生活問題・社会保障合同分科会
六月例会
日時 一九八八年六月五日
場所 上智大学
【報告】
全損保の標準生計費について 全損保 張間恵樹
七月例会
日時 一九八八年七月一六日
場所 上智大学
【報告】
大都市の持家問題について(昭和六二年度住宅調査報告) 国民生活センター 小林綏枝
一一月例会
日時 一九八八年一一月一二日
場所 上智大学
【報告】
西ドイツ保守政権下における社会保障の新たな動向 厚生省 田中耕太郎
一月例会
日時 一九八九年一月二八日
場所 上智大学
【報告】
西ドイツ医療保険改革 国士館大学 土田武史
(上智大学 松崎久米太郎記)
◇ 福祉問題分科会
第一八回福祉問題分科会
日時 一九八八年四月一六日(土)午後一時三〇分〜四時
場所 佛教大学
出席者 二六名
【報告】
一、戦後イギリス社会保障政策の変容 神戸学院大学 樫原 朗
二、生活問題分析の一視点 日本福祉大学 金持伸子
第一九回福祉問題分科会
日時 一九八八年一一月一九日(土)午後二時〜五時
場所 佛教大学
出席者 二三名
【報告】
一、シルバーサービスの実態と動向 大阪府立老人総合センター 生田正幸
二、福祉におけるシルバーサービスの問題点 大阪府立大学 大谷 強
(佛教大学 浜岡政好記)
〔2007年5月10日掲載〕
《社会政策学会年報》第33集『「産業空洞化」と労働問題』(御茶の水書房、1989年5月刊)による。