『社会政策学会年報』第30集 学会記事
一 大会関係
◇第七〇回大会(東北大学担当、一九八五年五月一八、一九日開催)
〈共通論題〉「先端技術と労働問題」
I 技術革新と雇用・労使関係の展望 横浜国立大学 神代和欣
II ME技術革新にともなう労働の変化と訓練問題 労働調査研究所 埋橋孝文
III 自治体のOA化における労働問題 名古屋大学 貝沼 洵
IV 技術革新下の中小企業経営と雇用変動 雇用職業総合研究所 亀山直幸
V ME化と雇用政策 群馬大学 松林和夫
VI ME技術革新と労使関係 明治大学 木元進一郎
〈共通論題総括討論〉
座長 大分大学 清山卓郎
主討論者 北海道大学 道又健治郎 法政大学 佐藤博樹
〔第一分科会〕〈発展途上国の労働問題〉
座長 東京大学 戸塚秀夫
1.日系進出企業の人材育成と経営現地化――アセアン諸国における経験―― 聖泉短期大学 白木三秀
2.アジア諸国における新興労働者階級の形成の一側面――自由貿易地域における女性労働を中心に―― アジア太平洋資料センタ― 武藤一羊
〔第二分科会〕〈今日の医療保障政策――高齢者をめぐって――〉
座長 福島大学 相沢与一
1.日本の医療保障政策の新局面 専修大学 西岡幸泰
2.米国における老人保健政策の新局面――メディケアとメディケイドをめぐって―― 国立公衆衛生院 前田信雄
3.イギリスの老人医療 関西大学 一圓光弥
〔第三分科会〕〈自由論題(1)〉
1.ユ―ゴスラヴィアにおける労働者の自主管理制度と労働法 鹿児島県立短期大学 網屋喜行
2.イギリス資本主義と老齢年金――成立期の年金財政を中心として―― 新潟大学 武田 宏
3.フランスにおける不安定労働の改革 静岡大学 三富紀敬
〔第四分科会〕〈自由論題(2)〉
1.建設産業における就業構造の変化と全建総連――町場、野丁場の再編・新丁場の形成をめぐって―― かながわ総合科学研究所 椎名 恒
2.三菱三重工合併と64年春闘 東京大学大学院 橋元秀一
3.The Characteristics of the Japan's Working Hours System, viewed from an internationally comparative perspective. フランクフルト大学 C・ドイッチュマン
◇第七一回研究大会(九州部会主催、佐賀大学担当、一九八五年一〇月二六、二七日)
〈共通論題〉「社会政策の危機と国民生活」
I 経済危機の進行と社会政策の変容――'80年代の新しい動向と関連して―― 大分大学 清山卓郎
II イギリスにおける社会政策の危機と国民生活 北海道大学 高山武志
III アメリカの社会福祉の危機と財政 甲南大学 森 恒夫
IV スウェ―デンにおける福祉政策の展開と動向――一九八二年ソ―シャルサ―ビス法をめぐって―― 日本女子大学 一番ケ瀬康子
V 一九七〇―八○年代のフランス社会保障政策 中央大学 工藤恒夫
VI 社会的市場経済の危機と住宅政策――西ドイツの構造政策との関連において―― 熊本大学 佐藤 誠
VII 社会政策の危機と国民生活――日本の場合―― 日本社会事業大学 横山和彦
VIII 福祉国家の危機と政策思想の問題 龍谷大学 木村正身
〈総括討論〉
座長 福島大学 相沢与一 熊本商科大学 井上吉男
主討論者 名古屋市立大学 上村政彦 大阪外語大学 二宮厚美 東京都立大学 大沢真理
(東京大学 佐口和郎記)
二 部会関係
◇北海道部会
一 日時 一九八五年七月九日(火)
場所 北海道大学経済学部
出席者 一八名
〈報告〉
The Future of Danish Welfare State ――not expansion but reallocation of resources―― Univ. of Aarhus Henning Hoeg Hansen
二 日時 一九八六年三月一三日(木)
場所 北海道大学経済学部
出席者 一二名
〈報告〉
Industrial Relations in the UK and the Japanese Experience Univ. of Salford Geoffery Broad
(北海道大学 荒又重雄記)
◇東北部会
今年度は部会を開くに至らなかった。
なお、東北部会事務局は、これまでの東北大学に代り、八五年六月から岩手大学において担当することとなった。
(岩手大学 河越重任記)
◇関東部会
第四二回例会
日時 一九八六年二月一日(土)午後一時三〇分
場所 慶応義塾大学研究室B・C会議室
出席者 一八名
〈報告〉
戦間期イギリス労働党の社会政策 東京都立大学 大沢真理
(慶応義塾大学 黒川俊雄記)
◇関西部会
第四八回関西部会
日時 一九八五年一二月七日(土)午前一〇時三〇分〜午後四時三〇分
場所 大阪市立大学文化交流センタ―講義室
出席者 三一名
〈報告〉
一 賃金体系と労使関係――日本のばあい―― 同志社大学 石田光男
二 ICIにおける生産性交渉――経営側の労働政策の展開をふまえて―― 京都大学 服部良子
三 イギリスの社会保障改革案について 関西大学 一圓光弥
(大阪市立大学 竹中恵美子記)
◇中国・四国部会
日時 一九八五年八月二九、三〇日
場所 まきび会館(岡山市)
出席者 一二名
〈報告〉
一 遍歴制度についての一考察 松山商科大学 田辺勝也
二 日本型福祉社会論と雇用問題 高知大学 松井栄一
三 「ME革命」と公共部門 広島女子大学 青木圭介
(愛媛大学 星島一夫記)
◇九州部会
第四一回研究会
日時 一九八五年九月七日(土)午後一時〜五時
場所 九州産業大学図書館会議室
出席者 一三名
〈報告〉
一 アメリカにおけるハイテク産業の立地と地域開発 九州経済調査協会 今村昭夫
二 八〇年代における経済危機の深化と社会政策の変容 大分大学 清山卓郎
第四二回研究会
日時 一九八六年二月一日(土)午後一時〜五時
場所 私学共済九州会館ガーデンパレス・会議室
出席者 二四名
〈報告〉
一 社会保障と最低賃金制 八幡大学 来島 浩
二 地域開発と地場産業――大分県大山町を事例として―― 九州産業大学 湖尻賢一
(熊本商科大学 井上吉男記)
三 分科会関係
◇労働組合分科会
日時 一九八六年四月一九日
場所 東京大学社会科学研究所
〈報告〉
東宝争議(一九四八年)について 東京大学 東條由紀彦
(東京大学 山本潔記)
◇生活問題・社会保障合同分科会
四月例会
日時 一九八五年四月二日
場所 上智大学
〈報告〉
児童手当について 元東洋大学 五島貞次
六月例会
日時 一九八五年六月二二日
場所 上智大学
〈報告〉
老人ホ―ムにおける費用徴収について 社会保障研究所 堀 勝洋
九月例会
日時 一九八五年九月二一日
場所 上智大学
〈報告〉
七〇年代以降のフランス社会保障――失業補償制度を中心に―― 中央大学 工藤恒夫
一一月例会
日時 一九八五年一一月一六日
場所 上智大学
〈報告〉
最近の中間施設論議をめぐる諸問題 病院管理研究所 小山秀夫
一月例会
日時 一九八六年一月二五日
場所 上智大学
〈報告〉
Beveridge と社会福祉――Voluntary Action.1948.を中心に―― 淑徳大学 松崎雅子
三月例会
日時 一九八六年四月六日
場所 上智大学
〈報告〉
最近の生活保護制度をめぐる諸問題 社会事業大学 阿部 寛
(日本社会事業大学 横山和彦、上智大学 松崎久米太郎記)
◇福祉問題分科会
第一四回福祉問題分科会
日時 一九八五年一〇月五日(土)午後一時三〇分〜五時
場所 佛教大学四条センタ―
〈報告〉
福祉問題の研究状況と諸課題
1 社会保障 大阪市立大学 坂口正之
2 労働福祉 立命館大学 藤原壮介
3 社会福祉 佛教大学 上田千秋
(佛教大学 浜岡政好記)
〔2007年5月7日掲載〕
《社会政策学会年報》第30集『先端技術と労働問題』(御茶の水書房、1986年5月刊)による。