社会政策学会史料集



『社会政策学会年報』第27集 学会記事

一 大会関係

◇第六四回大会(中央学院大学担当、一九八二年五月一五日、一六日開催)

〈共通論題〉現代の合理化
I 生産力体系の変革と「合理化」 鹿児島大学 仲村政文
II 日本造船業の再編成と雇用問題 法政大学 相田利雄
III 電気産業合理化をめぐる労使関係――メカトロニクス問題を中心に―― 労働調査研究所 板東 慧
IV 建設産業の合理化と下請労使の対応――「責任施工体制の強化」をめぐって―― 立正大学 筆宝康之
〈共通論題総括討論〉
座長 立命館大学 戸木田嘉久
主討論者 甲南大学 熊沢 誠 慶応義塾大学 三井逸友 法政大学 小林謙一 信州大学 高梨 昌

〔第一分科会〕〈労働組合の組織問題〉
座長 専修大学 大友福夫
I 未組織労働者の組織化――戦後史の経験について 立命館大学 藤原壮介
II 組合組織論における若干の問題 横浜国立大学 下山房雄
〔第二分科会〕〈転換期の医療保障〉
座長 上智大学 小山路男
I 国民保健サービスの計画化 関西大学 一圓光弥
II 西ドイツ医療保険制度の改革をめぐって 東海大学 土田武史
III 変貌するフランスの社会保障――九七〇年代のフランス社会保障の諸問題―― 千葉大学 藤井良治
〔第三分科会〕〈自由論題(1)〉
I 一九四九年の国鉄行政整理 早稲田大学 青木正久
II ILOの機能と限界 大阪商業大学 今城義隆
III 今日の大企業における労働者状態について――労務管理を中心に―― 慶応義塾大学 京谷栄二
〔第四分科会〕〈自由論題(2)〉
I 今日の技術革新と中小企業・労働問題 慶応義塾大学 廣江 彰
II Food Stamps and Food Consumption 沖縄国際大学 比嘉輝幸
III「トヨタ企業集団」と階層的労働市場 愛知教育大学 藤田栄史 中京大学 猿田正機
 中央学院大学の教職員の皆さんの厚いもてなしのなかで、現代の合理化をめぐって精力的な報告がなされ、活発な質疑応答が交された。また、各分科会においても、限られた時間のなかで、それぞれの報告に基づいた討論がなされた。


◇第六五回研究大会(京都大学担当、一九八二年一一月二七日、二八日開催)

〈共通論題〉「構造変動」と労働者・労働行政
I 産業・社会構造の変化と労働者 名古屋大学 北川隆吉
II 現時点における日本労働者の生活構造――家計収支と生活時間を中心に―― 都立立川短大 伊藤セツ
III 競争と連帯そして Identity――労働者の意識と行動―― 法政大学 稲上 毅
IV 日本的労使関係と労働行政 群馬大学 松林和夫
V 基準・福祉行政と労働者生活 岩手大学 河越重任
VI 雇用行政と労働市場の動向 雇用促進事業団職業研究所 亀山直幸
VII 労使関係行政と労使紛争――労働委員会の実情と問題点―― 近畿大学 若林安雄
VIII 労働組合運動の現状と労働行政 明治大学 松岡三郎
〈総括討論〉
座長 大阪市立大学 吉村 励 京都大学 前川嘉一
主討論者 中央大学 石川晃弘 竜谷大学 石川両一 産労労災安全センター 井上 浩 関西大学 小林英夫 京都大学 西村健一郎
 厳しい冷え込みにも拘らず、両日とも多数の会員の出席を得て、活発な討論が交された。
  (明治大学 柳沢敏勝記)


 

二 部会関係

◇北海道部会
日時 一九八三年二月二一日
場所 北海道開発調整部会議室
報告者 奥田 仁(道経済調査室)
テーマ 地域労働市場の調査について
出席者 一一名
  (北海道大学 荒又重雄記)

◇関東部会
第四〇回関東部会
日時 一九八三年四月二三日(土)午後一時三〇分
場所 慶応義塾大学経済学部共同研究室
〈報告〉
一 日本的労使関係と日本的経営 明治大学 高橋 洸

◇関西部会
第四五回関西部会
日時 昭和五八年三月一九日(土)午後一時
場所 同志社大学光塩館 地階会議室
〈報告〉
一 大正期大阪の社会事業――〈都市〉社会政策の原型を求めて―― 大阪市大 玉井金五
一 現代のイギリスの労使関係――鉄鋼業を中心に―― 同志社大 石田光男
一 イギリス福祉政策の理念について 神戸学院大 樫原 朗
 討論座長 関学大 大前朔郎
  (同志社大学 西村豁通記)

◇中国・四国部会
日時 一九八二年七月二四日(土)、二五日(日)
場所 下関市立大学 
〈報告〉
一 最低賃金制と公正競争 高知大学 松井栄一
二 日本における高齢化社会の到来と社会保障の動向について――生計費を中心として―― 島根大学 山本真一
三 再び賃労働論の方法について 下関市立大学 堀内隆治
  (高知大学 松井栄一記)

◇九州部会
第三五回研究会
日時 一九八二年九月一八日(土)午後一時〜五時
場所 九州産業大学・図書館会議室
出席者 一九名
〈報告〉
一 中小企業分野における産業別労働組合の構造と機能――全国金属の事例研究―― 佐賀大学 井上雅雄
一 サービス経済化と雇用問題――北九州市を事例として―― 九州経済調査協会 中島良昭
一 賃労働論の一回顧 下関市立大学 堀内隆治
第三六回研究会
日時 一九八三年一月二九日(土)午後一時〜四時
場所 下関市立大学・会議室
出席者 一五名(午後五時より懇親会)
〈報告〉
一 戦後の鹿児島県開発計画の一検討 鹿児島大学 坂脇昭吉
一 アメリカにみる障害者雇用事情 近畿大学(飯塚) 永原 丞
  (九州産業大学 湖尻賢一記)

 三 分科会関係

◇生活問題・社会保障合同分科会
 一九八二年度生活問題・社会保障合同分科会は次のとおり開催された。報告書に敬称のあるのは非会員にお願いした場合である。
一 英国における最近の社会保障現況 立教大学 内藤則邦(一九八二年四月二四日、於上智大)
二 漸増する住民の税外負担について 国民生活センター 藤森 昭氏(八二年六月一九日、於上智大学)
三 西ドイツの老人医療保障について 東海大学 土田武史(八二年七月一七日、於上智大学)
四 東京都における六〇歳以上層の最近の就労問題 雇用職業研究所 氏原正治郎(八二年一〇月一六日、於上智大学)
五 高齢者の隠退と生活行動 武蔵大学 仁田道夫(八二年一二月二日、於上智大学)
六 老人保健法の成立をめぐって 週刊国保実務 増田俊二氏(八三年二月一九日、於上智大学)
七 最近の特養老人ホームの実態 東京都養育院 矢部宏明氏(八三年三月一九日、於上智大)
  (上智大学 松崎久米太郎記)

◇労働組合分科会
日時 一九八二年一一月二〇日(土)一三時半
場所 専修大学神田校舎・社会科学研究所分室
〈報告〉
一 最近におけるパートタイマーの諸問題 国学院大学 小越洋之助
日時 一九八二年一二月二一日(火)一三時半
場所 専修大学神田校舎・社会科学研究所分室
〈報告〉
一 日本における小集団活動の展開と「日本的労使関係」 静岡大学 青山茂樹
  (専修大学 西岡幸泰記)

◇福祉問題分科会
第一二回 福祉問題分科会
日時 昭和五八年三月一九日(土)午前九時半
場所 同志社大学光塩館地階会議室
〈報告〉
一 社会保障長期展望懇談会報告をめぐって 京都大学 西村健一郎
一 共済年金制度基本問題研究会報告をめぐって 華頂短期大学 田中博一
  (同志社大学 西村豁通記)


〔2007年5月7日掲載〕


《社会政策学会年報》第27集『現代日本の合理化』(御茶の水書房、1983年5月刊)による。






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