シンポジウム「グローバル化と社会政策 ─ 排除から包摂へ─」





1.主 催 日本学術会議社会学委員会 包摂的社会政策に関する多角的検討分科会 社会政策関連学会協議会設立準備委員会

2.日 時 2008年3月22日(土)13:00 〜17:00 

3.場 所 東京大学赤門総合研究棟6番教室
アクセス・マップ
キャンパス・マップ

4.次 第

開催趣旨
少子高齢化,グローバル化などの社会・経済変動のなかで,新たな社会政策が切実に求められている.先進諸国を中心とするポスト工業化のもと,新興国・途上国・移行国を含む諸社会で、@女性の労働力率の上昇,A人口の高齢化,B技術革新等による労働市場の変容,C規制緩和や社会サービスの民営化などに伴い、「新しい社会的リスク」と呼ばれる問題が浮上している.
先進諸国では、従来の社会的リスクを福祉国家によって克服したと考えられたが、格差問題やワーキングプアをはじめとする各種の社会的排除が露わになっている.社会的包摂をめざして社会政策を広い意味で捉えて再構築することは,日本を含む先進諸国の共通課題であり,後発国に及ぼす影響も大きい.
本シンポジウムは,ポスト工業化社会が直面する新しい社会問題を総合的に分析し,社会学,法学、政治学,社会福祉学、経済学などの多角的な連携により、問題解決に向けた包摂的社会政策を構想する第一歩としたい。

総合司会 古川孝順(東洋大学、日本社会福祉学会、日本学術会議連携会員)

コーディネーター・討論司会 大沢真理(東京大学、社会政策学会、日本学術会議会員)

T 講 演(13:10 〜15:10)

1) 宮本太郎(北海道大学、社会政策学会、日本学術会議連携会員)
「包摂的社会政策の可能性」

2) 林弘子(福岡大学、ジェンダー法学会、日本学術会議連携会員)
  「グローバリゼーションと女性労働」

3) 木下武男(昭和女子大学、日本労働社会学会)
  「労働社会の構造転換とワーキングプアの増大」

4) 大友信勝(龍谷大学、日本社会福祉学会)
  「社会福祉からみたセーフティネットの危機と課題」


U 討論など(15:20 〜17:00)
討論者
1) 三重野卓(山梨大学、福祉社会学会)

2) 森ます美(昭和女子大学、女性労働問題研究会)

一般討論

閉会あいさつ:武川正吾(東京大学、社会政策学会、日本学術会議連携会員)

参加申込方法
E-mailもしくはFaxにて必要事項(氏名、所属、連絡先電話番号、E-mailアドレス)をご記入の上、以下の問い合わせ先担当宛、お申し込みください。

遠藤公嗣(明治大学経営学部)

Fax: 03-3296-2350 

*定員(350名)となり次第、締め切りとさせていただきます。