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木村周市朗会員、日本学士院賞を受賞



 この度、木村周市朗会員が「日本学士院賞」を受賞されました。日本学士院のサイトに掲載された受賞理由等は以下のとおりです。

『ドイツ福祉国家思想史』
博士(社会学) 木 村 周市朗(きむら しゅういちろう)
生年月日    昭和24年9月19日(55歳)
専攻学科目   社会政策・社会経済思想史
現 職      成城大学経済学部長・教授
出身地     香川県

授賞理由  本書(未来社、2000年)は、近代国家における諸個人の自立とその生活諸条件についての国家の配慮との不即不離の関係を、ドイツの福祉国家思想の歴史として、初期啓蒙思想から現代(統一以前の西ドイツ)にいたるまで追跡したものであって、国家統一の立ちおくれに象徴されるドイツ的近代を、これまで研究の中心におかれていたプロイセンの官僚主導型改革よりも、西南ドイツの小生産者型改革に焦点をあてて描いた学際的(法学・政治学・経済学)研究である。

〔2005.3.16掲載〕