社会政策学会交流欄




日本労働ペンクラブ
関西支部結成10周年記念行事のご案内
(埋橋孝文会員より)




2001年9月30日

関西支部代表 埋橋孝文
大阪地区幹事 山下嘉昭

日本労働ペンクラブ関西支部は今年で結成10周年を迎えます。そこで記念行事として公開フォーラム(「転機に立つ日本的雇用制度と労使の課題‐松下電器の事例から‐」)を開催します。
IT不況のなか、電機業界では軒並み、人員削減計画が発表されています。松下電器も例外ではありません。第1四半期(4‐6月)で戦後初の営業赤字を計上し、これも戦後初めての5000人規模の人員削減(早期退職優遇制度による)を余儀なくされています(9月1日から申込開始)。これに先だって地方の事業所を対象に(本給の低下を伴う)「地域限定社員」制度を適用し、65%、2万2300人が応募しました。
これらの背景としては、いずれの日本産業にも共通する「失われた10年」=長期にわたる日本経済の不振以外にも、電機業界と関係の深い半導体不況、ITバブルの崩壊や、チャイナ・ショックといわれる新たな国際分業の進展があります。しかし、いずれにしても、日本的雇用制度の大きな転換を強く印象づけました。
今回の公開フォーラムでは、はじめに松下電器労使の代表の方から、今回の雇用調整の背景と労使それぞれの立場からの対応・今後の展望などを報告していただきます。11月10日までには早期退職の応募状況が判明していますので、労働組合には組合員の生の声もぜひ紹介していただこうと思います。その上で参加者との忌憚のない自由な意見交換を行なっていきたいと思っています。
午後からですので、日帰りが可能です。多数の社会政策学会員のご参加をお待ちしています。

                  記

テーマ:フォーラム「転機に立つ日本的雇用制度と労使の課題‐松下電器労使の事例から‐」
          (日本労働ペンクラブ関西支部・国際経済労働研究所 共催)

日時:11月10日(土)午後2時〜5時 (懇親会は5時半〜7時)

場所:リーガロイヤルNCB(大阪市北区中之島6丁目2‐27中之島センタービル、
            Tel. 06-6443-2251~3)3階 月の間 (懇親会は3階 雪の間)

プログラム:主催者挨拶:労働ペンクラブ関西支部代表 埋橋 孝文(日本女子大学)
            国際経済労働研究所理事長  前川 朋久(前連合大阪会長)
      基調報告:松下電器産業(株)労政部長  鍛冶舎 巧
           松下電器産業労働組合 書記長 長村 泰彦
      ディスカッション:司会 山下嘉昭(労ペン大阪地区幹事)
                  池田丙午(国際経労研主任研究員)

参加費:無料(ただし懇親会費は3千円)

申込み:埋橋までご連絡ください Tel &Fax 06-6387-9378 E-mail byd03145@nifty.ne.jp

交通経路:タクシーでJR大阪駅から8分、JR東西線新福島駅から徒歩8分、JR環状線野田駅から
徒歩10分。なお会場のリーガロイヤルNCBはリーガロイヤルホテルの西へ徒歩3分です。





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