社会政策学会大会プログラム





社会政策学会第106回大会
新しい社会政策の構想──20世紀的前提を問う──


日 時 2003年5月17日(土)〜18日(日)

会 場 一橋大学国立東キャンパス

交通案内
国立キャンパス案内図




第1日 5月17日(土) プログラム



9:30〜11:30 テーマ別分科会(1)

<第1分科会> 【1318教室】 中国の社会保障-失業保険と医療保険制度改革を中心として-
座長 埋橋 孝文(日本女子大学)
「中国の失業問題とその展望」 沙 銀華(ニッセイ基礎研究所・中国人民大学労働人事学院)
「新しい基本医療保険制度の形成とその実態」        于 洋(早稲田大学大学院生)
「中国の『基本医療保険制度』の展開と地域格差-上海市と青島市を例に-」
楊 開宇(大阪市立大学大学院生)


<第2分科会> 【1301教室】
〈社会政策〉の範疇概念
座長 小笠原 浩一(埼玉大学・東北福祉大学)
「『ひとがひとであること』と公的扶助の哲学的基礎」  後藤 玲子(立命館大学)
「『Socially Perceived Necessities』と公的扶助理論の課題」
        阿部 彩(国立社会保障・人口問題研究所)
「『主訴』『能力』および機会保障型社会政策」      小笠原 浩一(埼玉大学・東北福祉大学)


<第3分科会>(ジェンダー部会)【1201教室】
ジェンダー・ケア労働・セクシュアリテイ
座長 室住 眞麻子(帝塚山学院大学)
「ケアとジェンダー」                       広井 良典(千葉大学)
「高齢者介護倫理のパラダイム転換とケア労働の変化」        春日 キスヨ(安田女子大学) 
「デンマークのケアサポート制度にみるジェンダー的平等」      大塚 陽子(立命館大学)


<第4分科会> 【1302教室】
政策分析・政策評価 -福祉・保健医療領域を中心に-
座長 平岡 公一(お茶の水女子大学)
「保健医療福祉サービスにおけるニュー・パブリック・マネジメント論の英国型モデル」
           長澤 紀美子(新潟清陵大学)
「高齢者介護・医療のウェルフェアミックス」           河野 真(兵庫大学)
「介護サービスの利用を規定する要因について-個票データによる実証分析-」
   塚原 康博(明治大学短期大学)


<第5分科会>(産業労働部会)【1303教室】
変容する労働運動-イギリス、フランス-
座長  大塚 忠(関西大学)
コーディネーター 白井 邦彦(青山学院大学)
「ブレア政権下のイギリスにおける労働組合の組織化戦略」      松尾 孝一(青山学院大学)
「フランスの労働組合と労使関係の変化」              松村 文人(名古屋市立大学)

<第6分科会>(少子高齢部会)【1304教室】
介護保険は地域福祉か
座長 高田 一夫(一橋大学)
「医師の立場から介護保険を考える」              新田 國夫(医師)
「地域福祉から介護保険を考える」               水谷詩帆(全国社会福祉協議会)
「行政から介護保険を考える」                 上原公子(国立市長)



11:30〜13:00 昼休み(幹事会、各種委員会)


13:00〜15:00 テーマ別分科会(2)、自由論題(1)


<第7分科会> 【1302教室】
医療政策におけるニュー・パブリック・マネジメントの動向
座長 三重野 卓(山梨大学)
「ニュージーランドにおける動向」               藤澤 由和(国立保健科学院)
「アメリカにおける動向」                   田村 誠 (国際医療福祉大学)
「イギリスにおける動向」                   近藤 克則(日本福祉大学)


<第8分科会>【1201教室】

社会政策の政治学 -福祉国家変容と政治対抗-
座長 高木 郁郎(日本女子大学)
「福祉国家への政治学的接近」                 新川 敏光(京都大学)
「新社会民主主義の多様な道-福祉国家の転換-」         住沢 博紀(日本女子大学)
「新しい右翼と福祉ショービニズム-北欧福祉国家の揺らぎ-」   宮本 太郎(北海道大学)


<第9分科会>(労働史部会) 【1303教室】
家内労働・小規模生産の可能性-歴史的視点による再評価-
座長 小野塚 知二(東京大学)
「1910年代における日本在来綿織物業の工場労働」        佐々木 淳 (龍谷大学)
「フランス絹リボン工業における小規模生産と労働」        人見 諭典(筑波大学)


<自由論題・第1会場 地域通貨とコミュニティ> 【1301教室】
座長 内山 哲朗(専修大学)
「中国のNPOと福祉サービス提供-都市部のコミュニティ開発を中心に-」
王 文亮(九州看護福祉大学)
「地域通貨の可能性-アンペイド・ワーク評価からジェンダー平等政策へ-」
斎藤 悦子(岐阜経済大学)
「地域通貨の使用動機および持続性について-経済学的観点からのアプローチ-」
石田 智宏(早稲田大学大学院生)


<自由論題・第2会場 社会保険> 【1318教室】
座長 本間 照光(青山学院大学)
「後発工業国における社会保険の導入と普及-韓国の医療保険制度を中心に-」
李 蓮花(早稲田大学大学院生)
「フランスにおける医療保険の財源政策」 松本 由美(早稲田大学大学院生)
「介護保険制度の施行過程-都市型自治体の事例研究を通して-」
吉田 三知子(英国国立シェフィールド大学社会学部博士課程研究生)


<自由論題・第3会場 福祉政策> 【1304教室】
座長 玉井 金五(大阪市立大学)
「社会政策としての社会福祉政策を考える-国家の役割から-」 安田 三江子(花園大学)
「社会政策としての社会福祉政策を考える-地方自治体の役割から-」
渡邊(福富) 恵美子(京都市みぶ身体障害者福祉会館)
「新自由主義と福祉政策-韓国の『生産的福祉』からの一考察-」
              金 成垣(東京大学大学院生)


15:15〜17:15 テーマ別分科会(3)、自由論題(2)

<第10分科会>(社会保障部会) 【1305教室】
雇用保険制度の行方-失業時の所得保障のあり方をめぐって-
座長 大須 眞治(中央大学)
「フランスの失業者への生活保障」  都留 民子 (広島女子大学)
「ドイツにおける失業対策の動向」  布川 日佐史(静岡大学)


<第11分科会> 【1304教室】
IMF危機後の韓国社会政策
座長 伊藤 セツ(昭和女子大学)
「金大中政府の"生産的福祉"-その歴史的意味と残された課題-」李惠Q(Lee, Hye Kyung)(延世大学)
「金大中政権の女性政策」               鄭鎮星(Chung, Chin Sung)(ソウル大学)


<自由論題・第4会場 公衆衛生と社会福祉> 【1301教室】
座長 岩田 正美(日本女子大学)
「英国における近年の公衆衛生政策の展開-イングランドを中心に-」   松田 亮三(立命館大学)
「貧困への公的対応とジェンダー」                  川原 恵子(文京学院大学)
「五泣百笑の奉行・川路聖謨の愛民思想」         久田 俊夫(名古屋経済大学短期大学部)


<自由論題・第5会場 ヨーロッパの社会政策> 【1302教室】
座長 乗杉 澄夫(和歌山大学)
「ドイツ福祉国家再編をめぐる論議の動向」            森 周子(一橋大学大学院生)
「ウィリアム=ベヴァリッジの社会福祉理論と我が国の社会保障」  柏野 健三(東京福祉大学)
「職業訓練政策と技能形成・能力開発-イギリスNVQsを題材に-」  長尾 博暢(京都大学大学院生)



<自由論題・第6会場 労働> 【1303教室】
座長 二村 一夫(法政大学)
「戦前の日本の女性たちは家のために働いていたのか?-明治40年代の大阪府泉南地方の事例を中心に-」
                                    荻山 正浩(千葉大学)
「ワーカーズ・コレクティブによる高齢者介護労働の経済的自立の可能性」
小林 治子(龍谷大学大学院生)
「労働と教育の交錯-大学院修士課程における社会人教育のその後-」平尾 智隆(立命館大学大学院生)



17:30〜18:30 会員総会 【東2号館3階2301教室】
18:40〜20:40 懇親会  【東プラザ(生協)2階】





第2日 5月18日(日) プログラム

◆共通論題◆   【東2号館3階2301教室】

新しい社会政策の構想──20世紀的前提を問う──

座長:武川 正吾(東京大学)・木本 喜美子(一橋大学)


9:30〜12:00 午前の部

「卓越・正義・租税-社会政策の《編み直し》のために-」       川本 隆史(東北大学)
「ベーシックインカム構想と新しい社会政策の可能性」        小沢 修司(京都府立大学)
「労働の未来論-ドイツからの提言-」                田中 洋子(筑波大学)



12:00〜13:30 昼休み(幹事会、各種委員会)




13:30〜16:30 午後の部


「『男性稼ぎ主』型から脱却できるか-社会政策のジェンダー主流化-」 大沢 真理(東京大学)



総括討論









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